ご無沙汰しました。久しぶりに投資の話です。
去年の暮れから昨日まで、私のポートフォリオには大きな変化がありました。
昨年夏より米国10年国債利回りが上昇し始めました。
昨年9月に3.5%程度だったのが、今年1月には4.8%に達しました。
その間には大統領選挙がありました。
ご承知のとおりトランプさんが勝って、バラマキが始まりそう、それじゃインフレは収まらないよね、だったら金利は上がるよね、という当時の見通しでした。
「高PER株は金利に弱い」 これは投資の基本(キホン)の「ホ」程度だとは思いますが、筆者には骨の髄まで浸み込んでいるのです。
今年1月当時、10年債が5%になったら、と云いたいところでしたが「アタマとシッポはくれてやれ」なんてのは今だから言えるタテマエで、実は心配でしょうがなくて、その手前の4.5%になったのを機会に「高PER株」≒(nearly equal)「AI銘柄」をバッサリ売却してしまったのでありました。
保有のAI関連株はNVDAはもちろん、TSM、PYPL、からGOOG、MSFTにいたるまで思い切って売却してしまいました。ハイテクで残したのは10年近く保有しているSMH(フィラデルフィア半導体指数連動ETF)と数年保有のTSLAだけです。
売却してみると(大儲けだったこともあり)もの凄くホッとした感覚を、初めて味わいました。
ご存じの通り、筆者は長期投資を旨としています。
過去、決算が悪くて売った株はありましたが、そうでない売却(いわゆる利喰い)は、ほぼしたことがなかったのです。
売却後NVDAは3日間上昇して、今にして分かりましたが、そこが最高値ということになりました。
なぜなら、筆者の売却後10日にして DeepSeek Shock が発生したからでありました。
世界は去年の春・夏にはAIブームに酔っていました。
30年前のWindows95に始まるインターネット相場、いわゆるITバブル以来の大変化だと思っていたのです。
あの当時、労働生産性が急上昇しました。エクセル、ワード、電子メール、データ保存デバイスなどで、仕事場と仕事内容が一変しました。
今、AIの登場によって、再び労働生産性のもの凄い上昇が見込まれています。
スタンフォードを出て、グーグルに入社して、なんていうサラリーマンヒエラルキーのTop of The Top の人たちがいらなくなる時代が来ているのです。IT企業では何万人という解雇が行われました。
そこに! そこにDeepSeekです!
スプートニクショックの再来というヘッドラインもありました。
一方でトランプさんです。
「アメリカは世界のお巡りさんを辞める!」と宣言したに等しい行動です。
同時に、関税を使って、世界同時不況に陥る危険を冒しています。
これを、このアメリカの変化を、筆者ヘンデルは表題の通りパラダイムシフトの可能性、と思っているのです。
さて、現在CASH比率の高い筆者は昨日から買付を始めました。
何を買ったか、 それは次回に。
※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。