淮南子(えなんじ)に、この言葉の原典はあるそうです。
片桐且元が詠んだとも伝えられます。
そして立花証券元社長の石井久さん、ペンネーム“独眼流”がスターリン暴落を予言したとき「桐一葉 落ちて天下の秋を知る」と言ったと聞いています。
1990年の日本のバブル崩壊をド真ん中で体験し、2000年ITバブルを踊りを踊ったうえでお客様と逃げ切り、2008年のリーマンショックにも対処してきた(エラソでスマソ)筆者が今、桐一葉かもしれん、と思っていることを(もはや多くの人が語っていますが)筆者なりに書き留めておきます。
NVDAとOpenAIは9月22日、1,000億ドルの資本業務提携に合意しました。
OpenAIはNVDAの半導体を使ってAI用のデータセンターを構築するそうです。
CEOのジェンスン・ファンは理屈をこねてますが、ヘンデルに言わせれば、これはベンダーファイナンスです。
かつてCSCO(シスコ)、NT(ノーテル)、LU(ルーセント)がITバブル時に行ったことで、後ろの2社はもう存在しません。
昔は「光ファイバーは腐らない」ことを弱点のように言っていましたが、今回はGPUって数年かからず陳腐化してしまいます。するとさらにファイナンスが必要となり、際限のないループに入ります。
さらに。
ORCL(オラクル)とOpenAIで、今後5年間で3,000億ドルのデータセンター投資を行うそうです。
この合意でORCLは1日で36%上昇し、ラリー・エリソンの資産はイーロンを抜きました。ORCLはこの高い株価を担保に銀行から借り入れを起こし、借りたお金でNVDAのGPUを買います。
NVDAはGPUが売れたお金でOpenAIに投資します。
おカネを手に入れたOpenAIはNVDAとORCLにデータセンターの代金を支払います。
(以上はヘンデルの理解ですので間違ってたらホントごめんなさい)
株価を釣り上げて、それを担保に資金調達して、お友達の間でお金がグルグル回っている構図です。
笠信太郎の「花見酒の経済」を思い出してならないのです。
(「花見酒の経済」をご存じない方は是非、検索してください)
そして、このスケール感はサブプライムローンと同規模です。
そこにもってきて、サブプライム向け自動車ローンのトライカラーが破綻しました。
自動車部品メーカーのファーストブランズがインボイスファクタリングの多用で破綻しました。こちらの債務総額は100億ドル以上と報じられています。
米国のクレジット市場がおかしくなっています。
さらにもっと細かい話で・・・
日本でも。
AIビジネスのオルツが上場廃止になりました。「循環取引」による粉飾決算です。
<桐一葉 落ちて天下の秋を知る>
日本のバブル当時、〇〇〇銀行は街の不動産屋に、①支店長決済で3000万を貸し、②貸した3000万で自行の株を買わせ(これが掛け目100%)、③自行株を担保に3000万の定期預金をさせ、④その定期を担保にお金を貸して、ヘンデルの証券会社に持ってきて投信を買い、⑤その投信を担保に、その5割借りて投信を買う、⑥2階建てをさらに3階建てにする ・・・なんて極悪非道な荒業をやっていました。
これがどこかで逆回転が起きた時、信用収縮はとんでもないことになります。
金額は小さいけれど、これが、こんなデタラメが、ヘンデルが体験した「バブル」でした。
※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。