平泉2日目は中尊寺さんをゆっくり廻る目的で、JRで一駅、一関から平泉に向かいました。るんるんバスまで40分あり、観光案内所に行くと「あなたの足なら20分、タクシーでも1,000円かからないよ」と教えられ、月見坂のしんどさを昨日知っている僕はタクを選択しました。
違うコースで行くと、新しい発見はあるもので、中尊寺ハスの池がありました。
ご存知、四代泰衡の首を入れた首桶から出てきたハスの種が800年の年を超えて花を咲かせたものですね。
正面にはこんなお堂がありました。
この素敵な坂を超えるとすぐ金色堂です。
讃衡蔵の売店で音声ガイドを借りました。お土産を買ったり送ったりして、ここのお姉さんには親切にしてもらいました。平日の朝ということもあり、他にお客さんが一人もいなかったこともあると思います。
昨日はお昼を食べる間もなく観光とお参りを優先し、寒さもあいまってここの売店で甘酒をいただいたのでした。
讃衡蔵の仏像や収蔵品を、音声ガイドに従って、すべてを相当ゆっくりと拝観しました。ほぼ貸し切りなのはありがたかったです。
金色堂では仏像の一人ひとりのお顔までよく拝見しました。7倍の単眼鏡を持忘れてきたのが残念でなりません。光背の彩色や、台座を飾る螺鈿や、高欄というのでしょうか、木材の角には象牙をはめ込んである様子など、よ~く眺めたかったのです。
この画像は画像まとめサイトから拝借しました。
でも、昔の人はこんなに近くで眺められたはずはなく、全体として極楽を模したお堂を見たのだろう、と思い納得させました。
ただ、以前NKKスペシャルで見た、須弥壇の4㎝×4㎝の螺鈿は確認しました。沖縄の夜光貝を持ってきたそうです。沖縄で琉球漆器の工房にお邪魔したとき「中尊寺には4㎝×4㎝の螺鈿があるって聞いた」と言ったら、職人さんが目を丸くしていた代物です。ついに見ることができました。
音声ガイドはパンフの文字をクリックすると、その場の説明が流れる仕組みで、毛越寺さんなどを含め平泉中の名所名跡をカバーしています。昨日の復習ということで全て拝聴しました。
なんだかんだ5時間くらい中尊寺さんに滞在して、歩いて平泉の駅に向かいました。途中、卯の花清水に寄りました。
芭蕉に同行していた曽良(そら)が、義経のために老体に鞭打って討ち死にした兼房を称えて「卯の花に 兼房見ゆる 白毛かな」と詠んだのです。もっとも兼房は架空の人物だって聞いたことがあります。
テクテク歩いていくと、無量光院跡に出ました。
今、発掘の最中です。
早めに駅に向かったのは、盛岡以北で低気圧による強風が吹いていて、東北本線が遅れている、と知ったからです。駅に着くと、運休もあったけど、95分遅れ!ですがとにかく動いていることがわかりました。
ここは「わんこ蕎麦」だ、と思い、芭蕉館に行きました。昨日のレンタカー屋さんのお兄さんも芭蕉館って言ってましたから、地元では有名なお店と思われます。
てっきり蕎麦をよそってもらうものだと思っていたら、今は写真のように自分で移して食すのがスタンダードのようです。中尊寺駐車場周りの蕎麦屋のサンプル写真もこうなってました。
95分遅れの電車で一関に着きました。警戒しすぎて新幹線まで2時間以上ありました。それで観光地図をみて、世嬉の一の酒の民族文化博物館に行ってみることにしました。
杉玉です。私の祖母の家が造り酒屋だったので、そうそう、こんなのもあったよな、って感じでした。
こんなポスターもありました。
駅まで戻って、まだ時間があり、喫茶・軽食の店に入りました。そこで見たのが「曲がりネギの蕎麦」の文字。昼にわんこ蕎麦食べたよね、と思いつつ、興味のほうが勝り、頼んでしまいました。
確かに甘い。辛くない。ネットで見ると、育ったネギをいったん抜いて、斜めにしてまた土をかけるんだそうです。
その後新幹線はほぼ時間通りに発車、ず~っと、退職したら行くんだ、と思い描いていた中尊寺を訪ねる「気仙沼・平泉の旅」を終了しました。

ご覧のとおり人影まばらで、伊達家が植えたという杉並木は立派なもので雰囲気があります。
背負っていた笈だの色々収蔵品があると書いてありましたが、シーズンでしょうか、扉が閉まっていて見ることができませんでした。






小ぶりなお堂ですが、入っている仏像はたいしたものです。中央に金剛界大日如来、左手には千手観音と脇侍、不動明王と童子、右手には胎蔵界大日如来と不動三尊が置かれています。しばらく動けませんでした。


雰囲気バリバリです。



「がんづき」と「じゅうね餅」です。見たことも聞いたこともないシロモノです。
デコボコ岩に氷が張っていて、危ないです。すぐそこで立入禁止になっています。冬以外の季節に来るところです。
毘沙門天を祀っているのに鳥居があります。神仏混淆ですね。毘沙門堂がこちら。
岩をえぐってお堂を建てています。結構な迫力です。立派なお寺です。奥には大きな摩崖仏もあります。大分県で見た摩崖仏以来の大きさでした。






常高堂まえのお地蔵様です。お地蔵様と気楽にお呼びしますが、地蔵菩薩というくらいですから、仏様のなかでは如来に次ぐランクです。菩薩でも装身具をあまり身に着けません。日本では道祖神とごっちゃになっていると思っていますが、子供の守り神(仏様ですけど)としての信仰もあることから、親しみやすい姿かたちがほとんどです。多くの仏様の前では背筋が伸びるのですが、お地蔵様の前ではホッと力が抜けることが多いです。なかでも、このお地蔵様は微笑みをうかべているようであり、こちらも笑顔になりそうです。
こんな写真を撮ってしまいました。撮影禁止の札が、探したけど無かったと思うのです。そんなはずはなかろ、とは思うのですが、とにかく貸し切り(入館者が僕一人)だったので、こっそり撮ってしまいました。



見るからに豪華です。
安くて旨い。お勧めです。

土留めの袋に数字が書いてあります。土留めは他県からの借り物で、返すにあたっての確認用なのだそうです。
民間の船は「〇〇丸」ですが、官庁の船には「丸」はつかないんだそうです。そういえば自衛艦には「〇〇丸」はないですね。これは水産庁の船です。
あとから来た船のロープは、すでに架かっているロープの下からくぐらせて舫うそうです。そういわれてみれば、そうじゃないとね。
補助の申請が遅れた家は、まだ被害の痕がそのままです。
陸まで持ち上げられた船だそうです。英2文字は都道府県名で「MG」は宮城の船の印です。
タンと冷麺もいただきました。