波上宮を降りてくると、天尊廟があります。このあたりは久米という地域です。福建から渡ってきた中国人を久米三十六姓と呼びました。その子孫には、前の前の沖縄県知事の仲井眞さんがいます。天尊とは道教での神様です。以前はここに孔子廟もありました。
さて沖縄スーパーの沖縄料理チェックです。
今晩は月食でした。昼間は小雨で期待していなかったのです。6年前の沖縄勤務時代の何人かに「帰るよ」と伝えておりましたら、LINEでほぼ同時に「見えてる」「見えなくなった」と連絡が入りました。実はその前にRBC琉球放送の生放送で「見えてます」と言ってたものですから、一回、外に出てみたのです。でも見当たらず、というか方向もわからず尻尾を巻いて帰ってきたのでした。ところがその後、3人から「見た?」「見えてる」「北東40度くらい」「見えなくなった」と同時進行でやりとりが始まりました。再出動しました。
ひらけた駐車場で、オバーが口を開けて夜空を見上げています。「月はこっちのほうに見えるんだ」「北東っていってますけど」「こっちだ」「おかしーなー、まさか北とニシ(北のウチナー口)を間違えてませんか?」などいう非生産的な会話が行われ、安謝のバス停に登ることになりました。安謝のバス停というのは、高架になっていて、階段で登るのです。オバーは両手で手すりをつかんで、よいしょ、よいしょ、と登るのです。ところが。残念ながら見えません。
あきらめてマンションにもどる道すがら、「こりゃ日頃の行いだね⤵」と思いつつ、ふと見上げると「あった!」のでありました。皆さんにLINEしたのは「見えた! なんで、意外とちっちぇんでやんの」でした。「こりゃ日頃の行いだ⤴」と思い、先ほどのオバーを探しに戻りましたが、もういませんでした。
沖縄日記 11月9日(作成中) に続く