今から10年前、江戸川区小岩に住んでおりました。その時、ある広報誌に掲載したものです。写真は散逸してしまい(悲しいかなSDが見つからない)、文章だけで申し訳ありませんが、当該地域の知り合いの間では(一部の人間関係のなかでだけ)評判になったものです。いささかの故あって、この度紹介いたします。
鹿島の神様、武甕槌命(たけのみやつちのみこと)を勧請したのは、768年に平城京鎮護のため創建された春日大社でした。
「春日大社って、あの、鹿がいっぱいいる奈良公園の?」 そうなんです!
言い伝えですが、鹿島大神は白い神鹿(しんろく)に乗って、大勢の鹿を引きつれ、1年がかりで奈良までお移りになったそうです。(一部には飛んで行った説もありますけれど)
・・・ということは、ご存知奈良公園のあの鹿は、鹿島神宮の鹿のお友達か兄弟の子孫だった‼ のです。
そして、我が小岩の「鹿骨」は、そのお移りになる途中、神様の杖の役割をしていた鹿が倒れたまさにその場所だったのです。
もちろん想像ですが、ツジツマはピタリです。これに気づいたとき、私は暫く声を失いました。
そしてさらに調べてみたくなったのは、・・・「ということは静岡あたりにも、鹿島の神様がお移りになった痕跡が残っているのでは?」ということでした。
これは、今度の異動で静岡か愛知になったら、その時、調べることにいたしましょう。
次回は、疑問は深まるばかりの「一里塚」についてです。