沖縄滞在記 (11/7~11/27)   3日目 11月9日 その② 太平通り 食事会

太平通り 続きです。

ムーチーとは餅です。といっても、もち米をついた餅ではありません。もち粉を練って、カーサ(サンニン、月桃の葉)で包んで蒸したものです。鬼餅とも書きますが、この由来については・・・  ご自身でお調べください。

フチャギは十五夜のヒヌカン(火の神)、仏壇へのお供え物です。ムーチーに塩ゆでした小豆をまぶしたものです。

左肩に見えるのはターンム(田芋)の茹でたものです。生では売っていません。痛むのが速いのだそうです。

シークワーサーです。種が多いですけど、外皮をむいて食します。
今、まさにシーズンです。

今晩は「とまりん」のそばの「すし食堂魚まる」で昔のチームの連中と会食です。丸5年以上ぶりです。昔話に花が咲きました。すっごい楽しく、時間が経つのが速くて、気が付いたら11時すぎ、って感じでした。

おしぼりをコースターにする、これは沖縄居酒屋でのお約束です。
スーチカーです。豚肉の塩漬けです。漬けると旨味が凝縮します。
冷蔵庫のないころ、塩漬けは長期保存の有効な方法でした。
昔は豚肉を食す機会はお正月とお盆くらいだったでしょうから。

沖縄日記 11月10日 に続く

沖縄滞在記 (11/7~11/27) 3日目 11月9日 その① レンタカー事情 大東そば くんぺん 太平通り 農連市場

午前中、雨降りだったこともあり、天気予報と相談しつつ、予定(行きたいところ)とカーシェア、飛行機、ホテルの予約などをやりました。

タイムズカーシェアのユーザーです。那覇には星の数ほど(オーバー)タイムズのステーションがあり、コロ助以前でも土日以外の当日予約はできました。ところが、今は空きが無いのです。マンション近くのステーションだと、明日で探してもなく、明後日もダメでした。3日後だとかろうじて何台か予約可能、という混みようです。

後日、ある那覇の飲食店のオーナーから聞いた話です。「インバウンドが来なくなって、レンタカー屋がつぶれちゃった。今、国内が戻ってきて、さあこれから思ったら、今度はクルマがないんです」

ある友人からですが、レンタカーで乗用車が無くて、軽トラで観光しているらしい、とLINEがありました。 カーシェアのほうがまだマシだったかもしれません。

下は「大東そば」と「大東寿司」です。


これには因縁がありまして、3年前、私は友人と南大東島を訪れました。当時現役だったもので、土日での訪問でした。そしたら、現地のお店が閉まっていて、共同売店のピーナツだのバナナをお昼にして空腹を誤魔化す、といった不幸に見舞われたのでした。翌日那覇に戻り、これまた空腹のまま、一直線にパラダイス通りの「大東そば」の店を目指したのでありました。と、ところが、「売り切れ」 なんてこと!

今回、那覇の大東そばのお店は浮島通りに移っていました。上の写真の大東そばのスープは大変おいしく、太麺で食べ応えもありました。大東寿司はサワラの漬けです。大東寿司は、いわゆる島寿司です。八丈島から伝えられたといいます。誰がいつ?はわかっていないそうです。ただ、八丈島ではカラシですが、大東島ではワサビです。昔は保存が効かないから漬けにしたのでしょうけれど、ワサビを使うということはそんなに昔のことではないですね。ワサビが大東島で採れるわけがないですから。

浮島通りにきたついでに、南東製菓に行って「くんぺん」を買おうと思いました。

こちらの「くんぺん」は、沖縄日記11月8日その①で紹介した琉音さんの食後の甘味として供されたものなんです。オーナーの小林さんから「南東製菓さんの「くんぺん」は餡にピーナツバターを使ってなくて、琉球時代の製法のままなんです」と紹介されました。 たしかにこちらの「くんぺん」は大きいのですが、1個まるまる食べても胸やけしません。家族向けのおみやげにひと箱買いました。

太平通りに入ります。ここは不思議な名前でして、公設市場側から見るアーケードには「太平通り」とあるのですが、開南側から見ると「大平通り」なんです。で、もっと不思議なのは、どうみても50年前で時間が止まっていることです。

太平通りを出ると、旧農連市場が新しくなって少し手前に移転していました。

残念ながら旧農連市場の写真が見当たりません。そりゃもうド迫力だったもので、暗くて、壁や梁には英語が入り交ります。市場の人用の天ぷら屋さんがあり、朝の7時前に、そこで安い天ぷらを買って、隣の沖縄そば屋に持ち込んで、天ぷらそばにして食べた覚えがあります。 下に、当時のいい加減さがわかる写真を1枚。

勇気を持ってボタンを押しますと、出てきたのは
American Cola FROM U.S.A 354ml という赤い、見たことのないシロモノでした。

沖縄日記 11月9日 その② に続く