経験に基づく投資の話 その⑱ 値幅観測で使う「黄金分割」「黄金比」

「黄金分割」をご存じでしょうか。ミロのヴィーナスの頭のてっぺんからおへそまでと、おへそから足先まで、この比率です。0.382と0.618です。パルテノン神殿、パリの凱旋門、モナ・リザの微笑、など「人が美しいと感じる縦横の比率」を黄金比(1:1.618)と呼びます。

黄金分割0.618と0.382はフィボナッチ級数によってもたらされる比率です。

相場のリズムも自然界の法則に従わざるをえない、という真理(仮説かも)があり、それは過去の相場によって裏付けられてきたのです。筆者ヘンデル自身、何十年も前、FXなんて言葉もなかったころ、ドル=NZドルの相場で、0.01の単位までピタリ0.618にあてはまったことが2度ありました。

振り返ってみれば、この事実を目の当たりにして、筆者は黄金分割信者になったのでした。相場の転換点は例えば、日本人がよく使う「1/3押し」ではなく、欧米人が大好きな「0.382押し」なのだ、と確信したのでした。「押し」というのは「下げ」のことです。

株価が過去、底を付けたところ、これをスタートとして、100円上がって天井を付けて、下がってきたら・・どこまで下がるかの1つ目のメドが上がった幅の0.382押しの61.8円(上がった幅の61.8%)、次の下値メドが1/2押し50円下げ、最期のメドが0.618押しで38.2円(スタートからは38.2%上昇) これが基本です。

そしてフィボナッチ級数とは、初めに1を二つ横に並べて書いてください。次に、その和を右に書き足します。以下、1と2の和3、次は2と3の和5・・・ というように、すぐ左の2数の和を右に書き足してゆく、そうして出てくる数列がフィボナッチ数列です。

1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89

この数列の神秘的なところは、左の数値をすぐ右の数値で割ると、0.618に収斂していくところです。2÷3=0.666、3÷5=0.6、5÷8=0.625、8÷13=0.615、13÷21=0.619、21÷34=0.617、34÷55=0.618、55÷89=0.6179

逆にすぐ右の数値で割り算すると89÷55=1.6181  これを黄金比と呼ぶのです。この比率も相場の世界で見かけます。

レオナルド・ダ・ビンチは「もしも、あるものが正しい姿でなければ、うまくいかない」と言ったそうです。(鏑木繁さんの著作から) モナ・リザの顔の縦横比は1:1.618です。顔の大きさと、額から手までの距離が1:1.618です。

でも日本人は白銀比と呼ばれる1:√2(1:1.4142)が大好きです。この顔は「可愛い」になります。ちなみに白銀比はA3、A4といった紙の縦横比でもありますし、法隆寺やスカイツリーにも使われ、身長と顔の比率ではドラえもん、ミッキー・・・日本人にはスタイリッシュなミロのビーナスやモナ・リザよりも、白銀比が好まれるようです。でもこれは、相場(チャート)とは関係ありません。余談でした。

 

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

 

 

 

 

 

 

 

 

経験に基づく投資の話 その⑰ 違和感があって、ちょっと修正 年末に向けての米国短期見通し

サマーラリーはもう終わった、と思っていましたが、お構いなしに上昇しています。出てきた景気指標と企業の個別ニュース、業績、PERなどに見る投資家センチメントなどをいろいろ見ると、どうも違和感を感じ、明確な利上げ終了までは調整があるのではないか、と感じるようになりました。

現在のマーケットのはしゃぎ振りは、先週の「CPI、前年比3.0%上昇に留まる」「これなら年内利上げは1回、0.25%で終わるかも」と期待したに違いありません。

筆者ヘンデルも7月2日の投稿で「5月CPI4.0%でFFレートは5.25%、インフレ撲滅は近い」とコメントしました。その後7月12日発表の6月CPIは3.0%とさらに低下、マーケットは「ヒャッハー!」となったのは当然だと思います。

ただ、その後です。TSLAの決算が出ました。EPSもTopLineも良かった(予想を上回った)のですが、「利益率」が下がったのです。そりゃ当ったり前でありまして、値引きしていっぱい売ったのですから、そりゃ利益率は下がります。9%台でしたか、でもそれって既存の大手自動車会社に比べれば、とんでもなく高い利益率なのですけれど。

しかし結果、マーケットの評価(株価)は1割下がってしまいました。以前筆者はここで書きました。EVって昔のPCのように、毎年性能が上がって、値段は下がるんじゃないのか、という見方です。

日本ではテスラはいまだに高級車イメージですが(確かに数年前は車格も価格も外国高級車でした)、今ではアメリカでは高級車ではなく、安い、いわばカローラだ、と聞きました。調べてみると日本でもモデル3は補助金も合わせると410万円から買えます。

TSLAは今後メキシコに、インドに工場を作る具体的計画があります。それから想定して、PER60倍台はまだ納得できると思います。

でもNVDAのPE200倍台はなんとも納得しかねます。違和感を覚えます。これはやり過ぎなんじゃないの?と思う次第です。

AAPLのニュースです。9月に発売を予定しているiPhone15ProとiPhone15ProMaxの製造が上手くいっていないそうです。初回出荷台数を絞り込むとのことです。AAPLに問題があるのではなく、LGのスクリーン供給が歩留まりが悪くて滞っているそうです。iPhone15は久々のメジャーアップグレードと聞いていますが、量産が間に合わないそうです。

にも拘わらず株価はたいして下がっていません。この楽観も筆者には違和感があります。

景気指標です。6月CPIの3.0%ですが、この内容はエネルギーの下げが大きく、サービスや家賃がまだ下がっていないのです。平均時給の伸びが前年比4.4%と高止まりしています。賃金インフレはしつこいことで知られており、FRBメンバーは警戒を緩めてはいないと思います。

住宅着工件数も、これほど金利が上がったにも拘わらず4月140.1万戸、5月163.1万戸!、6月143.4万戸と再加速の様相です。

ウクライナ情勢です。NATOサミットでは前に進みませんでした。長引くことが確認されたと思います。それどころか、ウクライナ小麦の輸出について問題が発生しています。

さらに、昨年は暖冬で助かりましたが、今年はまたわかりません。エネルギー価格が怪しげな動きです。筆者ヘンデルのポートフォリオはジワリと評価益が増えています。高金利で景気後退を心配していましたが、どっこい景気は堅調、金利上げはまだ続く、となれば「エネルギー」「素材」でしょう。「農作物」もかもしれません。

XLB(素材セレクト・セクターSPDRファンド)の買付を検討します。

そんなに遠くない将来(10月とか年末とか)の買い場にそなえ、評価損株式の一部売却を検討します。とはいえ成長ストーリーに変化がなければ、やっぱり売りません。決算のない、個人投資家の良いところです。

先週から始まった決算シーズンですが、今週がヤマ場です。売却はこれを見てから、が正しい投資態度です。

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

経験に基づく投資の話 その⑯ インドの積み立てを始めました 今更ですが・・・

昨年末、旧勤務先を退職しまして、好き勝手に投資できるようになりました。退職金をもらったのは60歳のとき、5年前です。65歳になり再雇用終了、退職して売買が自由になったという現在です。

去年春に米国の金利上昇にともない、GAFAMや高PEハイテクを売却したお金、いわば待機資金があり、昨年秋に投資を再開、今年の春にはインドのETFを買いました。

それから数か月、結構値上がりした(高値から下がった分の半分戻した)のですが、ここからNISAでインドの積み立てを始めました。今更ではありますが、銘柄はウィズダムツリーインド収益ファンド(EPI)です。

組入1番はリライアンス(石油化学品および繊維メーカー。石油化学部門ではガソリン、灯油、液化石油ガス  などを製造する)で7.06%、2位タタ・スチール6.17%、3位ICICI銀行4.23%、4位インフォシス(ITコンサルティング、ソフトウエアサービス)3.71%、インド石油ガス公社(原油と天然ガスの探査・生産)3.69%  というのがトップ5です。業種分散が良くできていることが決め手でした。金融24%、エネルギー19%、情報技術16%、一般消費財・サービス9%、素材8%、という分散です。

SENSEX指数は、その構成比率で金融が4割を超えるので、業種分散したいよね~、と思っている次第です。

ご存じのとおり、今年人口は中国を抜きました。労働人口が多い、人口ボーナスの時期となっています。ロシア・中国グループと西側諸国との間でいいとこ取りができます。そして、AAPLとTSLAが工場を作るほどの「民度」を有するようになりました。

まだまだギクシャクはあるはずですが、だから積立で買っていきます。

 

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

 

 

 

経験に基づく投資の話 その⑮ 1か月半のご無沙汰でした 現在の思いと見通し

筆者ヘンデルは6月から再就職しました。5月末からお試し期間をやってました。思いのほか忙しい仕事でして、拙宅の狭い庭の手入れ(雑草抜きだの)やピアノの練習もできずにいます。でも、ひと月たって、やりがいを感じ始めた、というところです。

その間「投資」はどうだったんだ、と言われると皆さんも同様だと思いますが、順調な評価益増加となっています。個別の凸凹はありますが、トータルとしては、です。ご存じのとおり、買ったらなかなか売らないものですから、あくまで評価益であって、全銘柄持ちっぱなしでありました。

(去年春には、パウエルが金利を上げると言ったのでTSLAを除くFATMAN-Gのすべてと高PEのハイテク全部を売り払いましたけれど・・ 何年かに一度は売ります)

昨年末に引退してからこっち、週に一度、確定拠出年金評価額、有価証券評価額、銀行預金残高の合計をチェックしています。個別銘柄の上がった下がったに、シメシメと思ったり、ナンジャコリャとガッカリはしますが、日々トレードする気は全くなく、テンバガー(10倍になる株)を目指して放りっぱなしという状況です。

もちろん全てに10倍を目指しているわけてはなく、長期で保有しつづけることができる株、何年という時間で期待をしつづけることができる株、という銘柄選びをしているつもりです。これ、重要だと思います。売り買いしていては永遠にテンバガーには巡り合えません。

私の金融資産の半分近くを占める確定拠出年金「キャピタル世界株式ファンド」は好調です。史上最高値を更新中です。組入1番がMSFTで、TOP10にはMETAもTSLAも入ってますから、肯けます。

こういったハイテクはキャピタルに任せ、個別株はサブカルチャーと言って良い銘柄群、たとえば防衛、農業、資源(天然ガス、リチウムなど)、薬など、キャピタル世界株が調子が悪いときに補強する業種を中心に投資しています。長期で期待するTSLA(もう何年も保有中)、NOVO(筆者の体重は4か月で6㎏減少)、半導体ETF、バイオETFなんてのもありますけれど。

さて見通しですが、この夏は冴えない展開を想定します。サマーラリーは6月にやってしまったのではないかと思っています。早くて年末、FRBが金利上昇打ち止め宣言をして、来年早々にも利下げが見えてこないと、本格上昇はないと判断しています。

米国5月CPIは4.0%で、現在のFFレートは5.0%~5.25%です。すでにインフレよりも政策金利は高いのです。インフレ退治は時間の問題になりました。そこに5%台のFFレートです。下げ余地というか下げが可能な幅は十分です。将来金利が下がるときには、ほんの数年前に体験した「ハイパーグロース株」でしょう。

去年、金利が上がるというので売却してしまいましたが、CRWD、SNOWを再び考えています。GAFAは美味しいところは出ちゃったかな、と思います。パウエルかニックが「金利、下げるよ」と発言してから、確認してから、次世代グロースを買いたいと思います。

日本株は買い増し予定はありません。INPEC、JMDC(現在評価損)、AGC、リクルート(現在評価損)、三菱銀行、三菱商事、携帯ソフトバンク、旧勤務先株(現在評価損) これしか保有していません。日本株は25年前(ITバブルのころ)からあきらめています。日本にあきらめている、と云うべきかもしれません。

 

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

 

 

 

経験に基づく投資の話 その⑭ アクティブ投信を点検する(筆者の確定拠出年金は100%、キャピタル世界株式ファンドで運用中)

先日、テレビ東京のモーニンブサテライトで三菱UFJモルガンスタンレー証券の藤戸則広さんが「アクティブ投信が(インデックス投信に比べ)優位の時代が来たのではないか」と語ってました。

禿同(古いですよね、2000年ごろの言葉です)とは言うものの、筆者ヘンデルは以前からお伝えしている通り、アクティブが勝って当たり前なのであって、勝つアクティブ投信を選ぶ投資家のリテラシーこそ、あるべきだ、と思っているのです。

早速結論をご覧いただきます。3年間という短期間ですけれど、世界株式運用(米国単独を除く)で、海外運用会社の投信で比べました。いずれも為替ヘッジなしです。

この表は、筆者ヘンデル個人のまとめです。ご利用の際はご自身でもご検証ください。

世界を代表するファンドの運用です。組入銘柄をご覧ください。アムンディ・ワールドバリューは、ずっとGOLDに注力してきました。「負けない」ための彼らの信念なのでしょう。今、その効果が出ています。

フィデリティ世界割安はメチャクチャ個別重視です。知らない会社ばっか上位にいます。フィデリティの個別株発掘は、昔から凄い能力があると思っています。とにかく「割安」にこだわって、ムッチャ個性的です。

その中で王道と思えるのがキャピタル世界株式ファンドです。日本で募集したお金を、ほぼ100%投資する米国New Perspective Fundの残高は15兆7000億円です。世界中で信頼されているから、この残高になるのだと思っています。

そしてこれらは3年という短期で見ても、1年で見てもインデックスに引けを取らない、または大幅に勝つ運用となっています。

ほんのここ数年は(年金運用として考えるには、数年だって「短期」です)、GAFAMだのFATMAN-Gと呼ばれた数銘柄がもの凄い上昇となりました。たとえばAAPLは時価増額が3兆ドルを突破、東証全部の時価総額の半分に迫りました。そんなことですから、時価総額が大きい順に加重平均するS&P500 指数やNASDAQ指数(インデックス)は、ほんの数銘柄の急上昇によって、大きな上昇となったのです。

だからといって、少なくとも数千億円、多ければ10数兆円のお金を預かる世界のアクティブ投信のファンドマネージャーが、数銘柄だけを集中保有・運用するなんてことはできません。結果、「アクティブ運用はインデックスに勝てない」という、多分日本だけの神話が形成されたのだと思います。日本の投資家は短期の成果を求める人が多いですから。

しかし去年、米国金利上昇を背景に、GAFAMを含む高PER銘柄が売られました。(その辺は、2000年当時となぞらえて本ブログ「経験に基づく投資の話 その④」に記しています)

金利上昇は米地銀の破綻をもたらしました。今年3月、シルバーゲート・キャピタル破綻・清算に始まり、シリコンバレーバンクの取付け騒ぎ、シグネチャーバンクも続きました。(本ブログ「経験に基づく投資の話 その⑨」をご参照ください)

話は戻って、藤戸さんの「アクティブ優位ではないか」の根拠として「地銀破綻以降、投資家はリスクにナーバスになってきた」としています。KBW米地銀株指数が急落し、その後もズルズル下がる一方、一旦下がったJPモルガン(世界最大の銀行)の株価は戻っているチャートを示しました。地銀から逃げ出した預金がJPMに逃げ込んでいる、という解説でした。

これは指数はダメだけど、個別は良いですよ、という状態です。藤戸さんのおっしゃる通り、アクティブ投信の出番です。

さらにフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)は横ばいで、QCOM(通信用半導体)は下落しているけれど、NVDA(AI用半導体)は年初からちょうど2倍の値上がり(まだ2021年高値には及びませんけど)であることを紹介されました。

また、エルメスと米高級化粧品株価を比較していらっしゃいました。チャイニーズがリベンジ消費で、何百万円というバッグを買っているのだそうです。

ここ数年はしんどかったアクティブ投信のファンドマネージャーですが、金利が下がりそうで下がらない、景気が悪くなりそうで悪くならない、なんて複雑怪奇な現在のファンダメンタルズのもと、個別企業の評価ができる能力が活かせる環境といえるでしょう。

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

経験に基づく投資の話 その⑬  テスラ1Q決算 筆者ヘンデルのメモ

4月19日テスラが2023年1~3月期決算を発表しました。それにつきまして、筆者ヘンデル用のメモ(備忘録)として記します。期待と誤解によるメモの可能性があります。

純利益は25億1300万ドル、前年同期比24%減でした。日経によれば「値下げが減益につながったのは明らかだ」とのことです。売上高総利益率が19.3%と直近のピークだった前年同期29.1%から低下したのでした。販売台数は増えているのですから、販売価格の値引きが減益要因だったのは確かです。増収減益です。これは良くありません。

3か月で3回、主力のモデルYで合計29%も値引きした理由は何でしょうか。(つい3日前、一転値上げしたというニュースがありましたけれど。モデルXは約2.6%、モデルSは約2.9%値上げという微調整でした)

①普通に、テスラのクルマが売れないから値下げした、というシンプルな理由。その背景には他社との競争激化がある。テスラ独走態勢の終焉か? 

②競争が激化したというより、景気減速が顕在化を始めたのかもしれない。金利が上がれば自動車の売上げは落ちるのは道理。

③マージンを犠牲にしてスケールを取りに行く、という経営判断。(イーロン本人がツイッターに書き込んでいる) これは経営判断として正しいと思う。

・自動車産業は損益分岐点が高い産業で、売上げが伸びるほど、利益が大きく伸びる体質であること。ベルリン工場、オースチン工場が順調に立ち上がり、供給に問題がないことが背景にある。さらにメキシコにも工場を作ることにしている。

・テスラは大衆車メーカーを目指している。フェラーリやマクラーレンではない。量が売れることが前提。そのためには値段と供給。供給に問題なければ、値段が決め手になる。

・EVは、ひょっとしたら過去のPCのように、性能が上がると同時に値下がりを繰り返すアイテムになるかもしれない。部品点数がガソリン車よりも少ない、ということは価格の低減が可能ということになる。

・テスラの場合、モデル3、モデルYを主力にモデルS、モデルXの4車種しか生産せず、この量産効果は大きい。ましてオンライン販売であり、広告も打っていない。

・「製造コストを半減した新型EVを投入する構想を持つ」と日経にもある。

・米国EV税額控除(最大7500ドル)の対象が米3社に絞られた。

最後に、もうオワコンとも思われるARKのサイト(4月20日)によると「ARK’s updated open-source Tesla model yields an expected value per share of $2,000 in 2027. 」「ARK の更新されたオープンソースのテスラ モデルでは、2027 年の 1 株あたりの期待値は 2,000 ドルになります」

キャシー女史は4年後には自動運転、ロボットタクシーの実現を見込んでいるようです。

 

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

 

 

 

 

経験に基づく投資の話 その⑫ チリ大統領、リチウム産業の国有化発表

4月21日(金)12:54 ロイターのツイッターのヘッドラインです。

今後、国内の巨大なリチウム事業の経営権を業界大手のソシエダード・キミカ・イ・ミネラ(SQM)とアルベマールから国営企業に移管する。政府は既存の契約を破棄しない。SQMの契約は2030年に切れる予定。

これには息を吞みました。3月18日本ブログで報告した通り、ALBを当時200トビ台で仕込んだばかりなのです。昨年11月334ドルから大きく下がり、チャートからすると200ドル割れで買いたいところだけれど、欲張っちゃいかん、と思っての200ドル台買付だったのです。

記事によれば、議会の承認が必要で、議会は3月提出の税制改革法案も棚上げになっている、とありました。

SQMが2030年まで契約があるとすると、大統領選はあと2回あります。法案を棚上げするという議会との関係からしても、そんなに長持ちするかどうか、わからないと思いました。 また、筆者が保有するALBの契約がいつまでなのか、昨日時点では不明だったのですが、ま、慌てなくてよかろう、と判断しました。

今朝になっての結果は、173.75ドルの-19.31ドル、アフターアワーで177.00ドルでした。 SQMのほうは63.44ドルの-14.47ドルでした。 なぜALBの方が被害が小さかったのかは、わかりません。

大統領によれば「経済成長の促進と環境保護が狙い」だそうです。 環境保護は重要です。チリのリチウムの採掘では、ポンプでリチウムを含む地下水をくみ上げて人工池で天日干しにして、粉末にして製品にするのです。このくみ上げる塩水が大量で、リチウム1トンあたり約50万ガロン(190万リットル)が必要なのだそうです。1日あたり約2100万リットルもの塩水をくみ上げて天日干ししているという記述もありました。その過程で多くの水が失われるのです。

一晩明けて、ALBの契約は2043年だと知りました。(裏は取れておりません) 大統領の政党Convergencia Socialは多数派ではないそうです。ということで、塩湖の国有化は20年先の話で、その政策の実現性は低い(当分の間)ということがわかりました。

ここはもうしばらく我慢しましょう。リチウム株が下がっているのは、いまEVが売れていないということであり、何故売れていないかというと金利の上昇で需要が減退しているから、要はこれから景気が悪くなるからということです。 EVがダメなのではなく、リセッション懸念が理由で下がっているところに(だから筆者は買ったのですけれど)実現可能性の低い悪材料が出たわけで、状況は変わっていないと思われます。

ここは継続することにしましょう。

 

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

 

 

 

 

経験に基づく投資の話 その⑪ JPM好決算、NVOの急伸止まらず、AT1債について思うこと

JPモルガンが14日発表した2023年1〜3月期決算で、純利益は前年同期比52%増!の126億ドル(約1兆6700億円)でした。消費者部門などで金利収入が大幅に増えました。リセッションを考慮して貸倒引当金を計上しましたが、収入増で相殺ししました。

EPSは予想$3.37に対し$4.10、売上高成長率は前年同期比+24.8%でした。クレジットカードの支払遅延は微増、ROEは18%(前年同期は13%)でした。

ほぼ文句なしの決算で、14日株価は終値ベースで+7.55%と急伸しました。この上昇幅はJPMにとってハンパじゃありません。シルバーゲートに始まるローカル金融危機(筆者ヘンデルの命名)はJPMにとって漁夫の利だったようです。3月26日の本ブログに記した表現は“焼け太り”でした。

NVOの続伸の理由にはInvestor’s Business Dailyが4月12日に報じた「Aspect Biosystemsを$75Mで提携を契約、将来$650M支払う」とのことで、これがまた話題になったようです。

あと、筆者ヘンデルがウキウキしているのは、VIST(ビスタ・オイル・ガス)です。NVOを1回目に仕込んだ2月8日ブログで、同時にXLE(資源株ETF)を仕込んだことを報告しました。あまり根拠がなくてブログに取り上げずに申し訳なかったのですが、同時期にVISTも仕込みました。メキシコとアルゼンチンに鉱区を持ちます。資源株を買いたいと思っていて、チャートを見るとcup with handle(海外では最重要な上昇パターン)を形成していたので買い付けました。やはり資源は怪しい(良い方に)です。これから景気が悪くなるってのにおかしいっちゃおかしいのですけれど。サウジ減産、てニュースはありましたけれど。

三菱UFJモルガンスタンレー証券がAT1債を950億円販売していることがわかりました。報道だけでは、いつの販売で、その条件(金利、最低額面など)も不明です。少なくとも2022年6月に発行した16億5000万ドルが9.75%だったことがわかっています。(これを950億円販売したのかはわかりません) 購入したのは個人が1300口座、法人が250口座だったそうです。

9%なんて金利は、リスクの高さとの見合いであることをわかっている、はずなのですが。野村総研の元日銀審議委員の木内さんのレポートによれば、欧米のプライベートバンカーは個別金融商品を推奨することはない、のだそうです。日本のほとんどのプライベートバンカーは商品の販売者で、販売した手数料の一部を得ています。

1300人の不幸な人が出る理由は ①金融リテラシーがないか、足りない(顧客も、ひょっとしたら販売側も) ②手数料中心のビジネスモデルであること  だと思います。筆者自身が過去、何度も何度も、ずっと似たりよったりの商品を販売してきました。申し訳ないことに。それでも販売する際は、リスクについて、わかるように説明をした自信はありますけれど。 もうここ10年か15年以上、この手の商品は顧客に紹介していません。 

投信の運用会社を何社かネットで見ましたが、さすがにクレディを集中的に買っている投信はないようです。それにしても、こんな商品を個人に販売するのは如何なものでしょうか。営業企画なのか商品企画なのか知りませんが、三菱UFJモルガンスタンレー証券さんの姿勢を問いたいところです。

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

経験に基づく投資の話 その⑩ NVO急伸! 今からでも買い乗せする理由

2月8日に本ブログで「新規買いしました」と報告したNVO(ノボ・ノルディクス)が130ドル台から、先週末159.14ドルに急伸しています。

本ブログの読者からも「買ってよかった」とコメントいただいています。

昨日、エラいことに気づきました。我ながらなんてマヌケだったんだろう、と反省するところではあるのですが、もはや“あとのカーニバル”なのですけれど、今からでも! 追加で買い乗せします。

筆者が一番信頼している投資信託「キャピタル世界株式ファンド」(実はこれはアメリカのキャピタルグループが運用するNew Perspective Fundに100%、これに投資するのです)の組入上位10銘柄の、第2位に登場していたのです。この米国New Perspective Fundはケタ違いに大きな投信です。現在でも15兆円(132円換算)を超える残高です。国内の投信とは2ケタ、違います。

NVOは、その組入れ第2位で組入比率2.38%(Bloomberg)ですから、New Perspective Fundはザックリ3500億円を保有している勘定になります。キャピタルグループとしては、兆の単位で持っている計算です。

確か去年の暮れには「ま~だTSLAが組入れ1番だよ」「なんてしつこいんだ(誉め言葉)」と思っておりました。この投信はテスラを長年組入れて、テスラの株価がピークのころには評価額で6,000億円以上も保有していました。キャピタルグループはマスクに続いて第2位株主でした。

世界に冠たるMutual Fund(ミューチュアルファンド:会社型投信)は非常にしつこいのが多いことを知っています。このキャピタル、他にはアライアンス、ベイリーギフォード、ブラックロックなどです。中南米のアマゾンと呼ばれるメルカドリブレや、コロナワクチンのモデルナなど、彼らはベンチャー時代からずーっと投資し続けているのです。

New Perspective Fundの売買回転率は25%だそうです。一回買ったら平均で4年間持つ、ということです。売り買いを重ねる投信とは一線を画します。質の高いリサーチとそれに対する絶大な信頼がもたらす数字です。

ということで、キャピタルが買った以上、向こう何年もNVOを持つことが予想されます。それに相乗りしようと思います。

筆者がそこまでキャピタルを信頼する理由です。 「大きい」ということは「世界中の投資家がみんなで預けて、運用が良いから出ていかない」ということに他ならないと考えるからです。New Perspective Fundは1973年3月13日以来の運用です。もう運用期間は50年を超えています。その間、MSCI ACワールドインデックスはもちろん、S&P500指数も上回る運用を続けているのです。もちろん信託報酬控除後です。

実は筆者の確定拠出年金は当初、フィデリティ世界株式にお世話になり、キャピタルが日本に上陸してからはキャピタルで、現在もお世話になっています。以前にこのブログに書きましたが、筆者の確定拠出年金は去年春、いったんすべてを定期預金にしまして、去年10月から6か月計画で定期定額によりまして、キャピタル世界株式ファンドを買い付けてきました。今月、フルインベストメント状態になりました。

キャピタルの保有上位銘柄があまりにずっと変わらないため、去年暮れから、マヌケなことに月次報告書を見ていませんでした。昨日、気づいたらNVOが第2位です。これだけ急に組入上位に来たわけですから、「前から持ってて、値上がりしたから上位に来ました」のではない、と思われます。 ←筆者の見解です。

ということで、ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析もない、盲目的な理由で買い乗せしようと思います。(2月に買ったときも、自分にNVOの薬が処方されて、調べたらイーロンも使ってた、というだけの理由でした)

ところで週末、原油が跳ねているようです。NVOと一緒に仕込んだ資源株、いよいよ報われるかな?

 

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

 

 

経験に基づく投資の話 その⑨ 欧米の銀行の不安について まとめメモと投資方針

今回の欧米銀行のバタバタについて、筆者が満足・納得できる、まとめた文章、ブログがいま一つ見当たらず、自分で作成することにしました。従いまして、本日時点の筆者用メモです。なので今回は難解です。筆者の事実誤認の恐れがあり、また今後想定外が出現する可能性もあります。

シルバーゲート・キャピタル(SI) 3月8日、清算すると声明。クリプト(仮想通貨)の作業代行をしていた。仮想通貨取引所FTXの破綻と同時に預金の引出しが起きた。資金流出に対応する資産売却で損失が膨らみ、自己資本比率が規制の水準を満たさない可能性が出た。

シリコンバレーバンク(SVB) 3月10日取付騒ぎが起きた。大手行は相手にしないようなスタートアップ企業で口座を作る。ベンチャーキャピタル(VC)から投資されたら、それを目当てに融資する。預金は長期国債で運用していたが、金利上昇で18億ドルを損失計上し、自己資本強化のためゴールドマンサックス(GS)で増資すると発表した。それが信用不安を招き、取付騒ぎとなった。 

シグネチャーバンク(SBNY) クリプトの作業代行。3月12日事業停止命令。FTX破綻、SI、SVB破綻をみて同行にも信用不安が走った。FDIC(Federal Deposit Insurance Corporation:連邦預金保険公社)管理下におかれる。マンハッタン商業用不動産の融資の10%シェアを持つ。

●IPOウインドウが閉じている現在、プライベートエイクティ(PE)やベンチャーキャピタル(VC)は商売あがったりになっています。

●ダイレクト・リスティング(上場にあたり引受証券会社をおかず、直接、既存株主が市場で売却する仕組み。スラック、スポティファイなど)、SPAC(未公開企業と合併するための事業実体を持たない上場会社。Special Purpose Acquisition Company)などが、もうボロボロです。金利上昇だから。シリコンバレーの時代は終わりました。

こんな環境ではSVBは生きていけません。取引先であるアントンプレナーはIPOができない、金利上昇でダイレクトリスティングもSPACも止まっている・・それを肌で知っているのがスタートアップのCEOたち。だから彼らが真っ先に預金の引出しに走ったわけですね。

ファースト・リパブリック・バンク(FRC) 3月15日S&Pは格付けをBB+ネガティブ(ジャンク級)に引き下げた。16日にはJPM(JPモルガン)、C(シティ)などが300億ドル(4兆円)預金した。そりゃそうで、SVBやFRCから逃げだしたお金がJPM、BAC(バンカメ)、Cに駆け込んでいる。だからJPMなどにはお金が唸っている。コンソーシアムを組んで還流させる。 ザッカーバークの住宅ローンを融資したのはFRCとも。

クレディ・スイス(CS) 旧スイス三大銀行で1番だった。他の2行、UBS(Union Bank of Switzerland )とスイス銀行コーポレーション(SBC)が合併して現UBSとなり、こちらが最大手になった。今回はスイス中央銀行が音頭を取ってCSはUBSと合併へ。預金1000億ドルが流出したといわれる。アリババの主幹事にもなったCSだが中国ブームが終わり、IPOも崩壊。アルケゴスでも44億スイスフラン(5,200億円)の損失を発表している。

●アメリカの地銀で起きている不安とクレディ・スイスは関係がありません。アメリカでは金利上昇を背景にPE,IPO、SPAC,ダイレクトリスティングが崩壊して、次々と銀行破綻を起こしました。まだまだ破綻が出てくる可能性があります。(ゴキの1匹、とは言わないけれど)

●CSの買収話に待った!をしたのがAT1債のホルダーです。AT1債とはAdditional Tier1債券の略称です。偶発転換社債(contingent convertible bonds:CoCo債)とも呼ばれます。リーマン後に、普通株式を出せないような銀行が発行しました。株価が安いと、増資するともっと値下がりします。それは既存株主が許しません。でも永久債って返さなくていいんだから株と同じじゃね?ということで、これ、「みなし株式」でいんじゃね? となり、だけど潰れたときは株と同じで無価値になっちゃうよ、てことです。無価値にならないと、ティア1とは見做されません。ハイリスクだから、「10年物米国債の利回りは現在約3.58%だが、クレディ・スイスのAT1債の表面利率は9.75%」(3/24 BUSINSS INSIDER)

CSの株主はわずかなりともUBSの株をもらえるのに、AT1債はゼロになる、だから文句が出ています。 ・・・高い金利をもらってきたくせに。

 

筆者は、リーマンショック後、アメリカの銀行はCBOなどの不良債権を整理したと思っています。しかし当時から、UBSやCSなどを始めとした欧州の銀行は体力がなさすぎて、整理することができていないと聞いて(思って)いました。筆者の知るところでは一部日本の未上場金融機関も整理しきれなかったのではないか、と認識しています。

クレディスイスでは、バーゼル3(リーマンショック後の、銀行の3回目の国際的自己資本規制比率)を満たすためにAT1債を発行し、ブルームバーグ報道では香港やシンガポールの富裕層が積極的に購入したそうです。

これがゼロになるわけで、保有者探しはもちろんのこと、そもそも発行しているような危ない金融機関はどこか? そりゃ信用問題だ、ということが話題になっているのです。

●ドイチェ銀行、コメルツ銀行、ソシエテ・ジェネラル、他、の健全性が疑われ、株価が下りました。でも、そもそもAT1債の値段がどんなに下がっても、発行元の銀行経営には関係はありません。何故なら、もうお金はティア1として当該銀行に組み入れられているのですから。

ということで筆者の投資方針は、年末にかけてのドル安円高を見込み、個別ハイテクと中国資本関連は避け、リセッションまたはインフレにも強い景気ディフェンシブ株(薬、防衛、資源、食品)ということで変わりありません。

今回の銀行不安で焼け太りになったJPMとかBAC、Cは買い付けを検討します。下がったところだし。筆者の銘柄選びの性癖「やっぱNo.1企業でしょ!」からすると、最大手のJPMが候補です。

今回はサンフランシスコとマンハッタンのお金持ちローカルな問題だけれど、利上げ局面終了が確信できると思うので、もうしばらく全体に上がると思います。けれど、5月3日FOMCでもう一回利上げして、パウエルがインフレつぶしの意志の強さを見せて、年内くらい金利は高止まり、を期待しています。もうすぐ利下げだ、という期待を抱かせつつ。もっともFedWatch Toolでは5月据え置き予想が88.2%!です。

一方、Fedのバランスシートは急増(世間のお金の量が増加)しています。金融不安だから仕方ないんですけど。でも、ここで利下げだとかなったら、インフレに逆戻りするのではないかと懸念しています。 だから5月はもう一回、利上げをして欲しいと思っているのです。

ということは Sell in May かもしれませんね。 ディフェンシブは持ってていいと思いますけど。

 

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。