経験に基づく投資の話 その㉔ 2024年8月月初の世界株価暴落 Ⅱ)歴史に学ぶ投資戦略

8月5日の日経平均の下落はブラックマンデー(1987年10月19日)よりも下げ幅が大きかったそうです。下げ率では少々足りませんでした。

筆者が体験した暴落は1987年ブラックマンデー、1990年日本のバブル崩壊、2000年ITバブル崩壊、2008年リーマンショック、2020年コロナショック、そして今回の日銀ショックです。

支店でリテール営業を35年やってきた、つまりは本社情報系の部署には縁のなかった(要は頭脳労働には向いていないと評価されていた)筆者の感覚で言うと、暴落には2種類ある、と思っています。

景気循環とそれを増幅する金融政策のミス、避けようのないミスによるもの。

もう一つは、金融システムの崩壊、崩壊危機によるものです。

金融システム危機の方から紹介しますと、古くは日本のバブル崩壊の時です。1990年の不動産融資の総量規制に端を発した株価の崩壊は、1997年、1998年の銀行・証券・保険会社の破綻まで続く、長く苦しい下落局面でした。

2008年のリーマンショックはCollateralized Loan Obligation(サブプライムローン=信用の低い人向け住宅ローンを寄せ集めて、AAA債からメザニン債、エクイティに仕立て直す、短時間では説明できないややこしい金融商品)に先進国主要銀行すべてが騙され、阿波踊りを踊った結果のショックでした。(同じ阿呆なら踊らにゃ損損・・・ ホントに損しちゃった)

この2件については筆者のみならず、金融の真実、深淵を知る者、知ろうとする者には奈落の底に引きずり込まれる恐怖だったのです。お金を預け、取引決済する銀行が信用できない世界です。社会として、どれだけ恐ろしいことかご想像ください。

お話は戻ってブラックマンデー、ITバブル崩壊、そして今回の日銀ショックです。(コロナ由来だと思っています) これらは景気循環を増幅する避けようのない金融政策のミスに起因していると思っています。

まずブラックマンデーです。80年代、米国は双子の赤字(財政赤字、貿易赤字です。懐かし~! 当時筆者は本気でアメリカが破綻する心配をしていました)に悩まされ、ドル安もあってインフレの恐怖で金利を上げていました。そこに持ってきて、西ドイツ(当時)がブンデスバンク伝統の「景気を殺してもインフレ退治」と噂されたほどのタカ派政策で、空気を読まない金利引き上げを行ったものですから、暴落の引き金を引きました。
さらに、コンピュータ売買のハシリ、と今にして思うのが当時「プログラム売買」と呼ばれた、下がってくると自動で売りを出すシステムでした。売りが売りを呼ぶ、恐ろしい下げっぷりでした。

ITバブルの序章は1996年にグリーンスパンという「マエストロ」とも呼ばれたFRB議長が「根拠なき熱狂」と表現したことに始まります。ITバブルはFRBがFFレートを上げても上げても株価上昇は止まらす、6%以上まで引き上げられました。2000年、業績の悪化をきっかけに、ついに株価は急落、2001年には利下げに転じ、エンロン破綻にいたってITバブルは終了しました。

そして今回のガラです。頭の良い先生方がいずれ解説すると思いますが、コロナに対して、世界中の中央銀行が現金をバラまいたこと、公的・民間を問わず信用を供与したこと(お金を貸したこと)、まして日本ではアベノミクスの号令のもとデフレ脱却にあらゆる手を打ったところに更にお金を撒いた(国民お一人10万円とか)わけですから、そりゃ日経平均40,000円にもなるわね、てなものでした。 
これまたコロナという中央銀行では制御できない要因が働いたと考えられます。

つまりは金融危機を伴わないガラは回復が早いことをお伝えしたいのです。ただ、日経平均もSP500も日柄整理、値幅整理とも足りません。買い出動はまだです。

日経平均で言えば週足一目均衡表でクモの下限を下抜けちゃったし、2020年3月と2023年1月の安値を結ぶサポートラインは31,000円どころにいるのですが、その1/2押しが29,555円と大台割れのところです。

アメリカに至ってはNYダウ、SP500、NASDAQとも、最近の値上がりが大きく、下げもたいしたことなく(TVで「10%さがるとコレクション(調整)だ」と言っていましたが、筆者の常識では20%下げです)トレンドラインを引っ張っても、まだ役に立ちません。 ・・・つまり、たいしたことないってことです。

VIXという指数があります。CBOE:米シカゴ・オプション取引所が計算している、SP500 のオプション取引のインプライドボラティリティです。投資家心理を表し、数値が高いほど先行き不透明感を表します。これが8月5日には瞬間65を超え、コロナ以来の高水準になりました。その後今朝には落ち着いてきて29.12です。
ただ、痛いのはスポットのVIXより、VIX先物です。これがバックワーデーションを起こしているそうです。これは先行き不安定、下落相場を示唆します。(バックワーデーション、コンタンゴについての説明は今日のところはパスさせてください)2020年2月にはバックワーデーションが52日も続いたそうです。コンタンゴに戻ると、その後大きく上昇しました。

8月はひとまず収まるかもしれません。しかし9月は中東地政学リスク、大統領選の不透明さ、景気後退リスク、と株式市場にとって、いいところがありません。

株式市場は不透明感を嫌います。
8月22日~24日開催のジャクソンホールシンポジウム、9月FOMCでの利下げ(0.25なのか0.5なのか)、が終わって11月5日大統領選、このあたりまでデコボコすることを予想します。
その後は毎年のアノマリー(説明不能な季節変動要因)通り、年末年始の株高に向かっていくと予想します。

なので調整(下落)期間は短く、3か月ほどかと思います。
新NISAで積み立てをやってる人には「チャンス!」と思って継続をお勧めします。

 

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

 

 

 

 

経験に基づく投資の話 その㉓ 2024年8月月初の世界株価暴落 Ⅰ)何があったのか 

日経平均は、1987年のブラックマンデーを超える下げ幅を記録しました。ブラックマンデーをその時、現場で知る者として、当時の記憶と現在を比べてみたいと思います。

 

 

8月1日日経平均は975円安の38,126円となりました。円ドルが148円台に円高になったのが原因です。

その前日7月31日、日銀植田総裁は0.25%への利上げを発表しました。2016年1月マイナス金利スタート以来の「金利ある世界」が始まるのです。さらに引き続き金利を上げる可能性も示しました。

日本株の上昇要因のほどんどは今も昔も「円安」です。日本がついに利上げし、さらに上げる方向となると、日米金利差が縮小するということです。ましてアメリカは反対方向の「利下げ」が期待されているのです。株式市場では。

植田総裁タカ派転換をみて、筆者は「こりゃ相当、ヤバいんじゃね?」と思いました。日本の利上げこそが、ここ数年の世界株高に対する心配事項のイの一番だと思っていたのです。

何が正しいかなんてわからないのですが、筆者としては、去年の暮あたりから少~しっつ、リークもしつつ、株安の痛みに耐えつつ、引き締めへの階段を1㎝ずつ登るべきだったと思うのです。米国との対比で、今となっては遅すぎました。

たぶん世界株高を支えている「円キャリートレード」の終焉、unwind、巻き戻し、つまり「金利ゼロで円を借りてドルを買う、米国株を買う、日本株を買う(ウォーレン・バフェットのように)」という仕組みが逆回転することになるのです。

ゼロ金利解除は、借金返済のために世界の株・投資案件を売却・換金し、得た外貨を円に換える(=円高になる)ことになるのです。

(筆者の個人資産はたまたま6月24日、NVDAが高値を付けた2日後、グラリときた日にNVDAを含めAIがらみ銘柄はすべて「頭とシッポはくれてやれ」とばかりに売却していたのです。結果、これは幸いでした。でもドルのままにしておいたのは残念でした。現在ガチホにしているのは、防衛、薬、資源、インドETF積立などのディフェンシブです。今回の下げで評価額は減りましたけど。例外として、ハイテクで持っているのは、何年も前に買ったTSLAとSMHだけです)

7月31日植田総裁会見の当日夜、米国ではFOMC(連邦公開市場委員会)が行われ、パウエル議長は「9月にも利下げ」と発言しました。FFレート(米政策金利)先物は8月2日には、次回9月24日FOMCでの0.5%利下げ確率は73.5%に達しました。通常は0.25%ずつなので、大幅です。米国はbehind the curve(後手に回る)だと思われます。

8月1日、NASDAQは円キャリートレード解消の影響があったかは不明ですが、405ポイント安(2.3%安)、雇用統計が悪くてガッカリした8月2日は417ポイント安(2.4%安)、週明け8月5日は576ポイント安(3.4%安)の急落でした。金利が下がるのは、株価にはプラス要因なのですけれど。

これは金利を大幅に下げねばならないほど、景気が悪化する見込みであることを嫌気したと思われます。

リセッション(景気後退)のときの株価推移は、SP500指数でみると、1990年湾岸危機のとき-20%、2001年ITバブル崩壊のとき-26%、2008年リーマンショック時-55%、2020年コロナショック時-34%でした。これだけの下落実績なら「リセッションかも」って言われれば「株は売っておこう」になりますね。

米株安を受けてなのか、日本が震源地だからなのか、わかりませんが、日経平均はFOMC結果と植田会見によりまして、8月1日-975円(2.4%安)、8月2日-2,216円(5.8%安)、明けて8月5日-4,451円(12.3%安)という大幅ヤンチャぶりでした。

相当、信用取引で投げが投げを呼んだと思います。バブルの頃と信用取引のルールが変わっています。ネット取引がほとんどですから、証券会社は顧客の面倒は見ない、リスクを取らない、つまり強制決済が即、待っている、追証(追加保証金)を入れても維持率は回復しづらい仕組みなので、ズコバコ強制決済が次々なされる(売却が出る)わけです。

さてここで、今回の世界的ガラ(暴落)の理由を整理してみます。

①7月31日の日銀の利上げ  これから始まりました。国債買い入れの縮小だけでなく、ほんとに0.25利上げしちゃった!(サプライズ!) 日銀は財務省指示で実弾為替介入もしちゃったことだし、「円安によるインフレ」が気になってしかたなかったのでしょう。

②円キャリートレードの巻戻し  これがどれほどの規模で行われていたのかは不明です。 UBSのマルコム氏によればピーク時に少なくとも5000億ドル(70兆円)だそうです。人によっては4兆ドル!(600兆円)と云う人もいます。これは世界の株価のみならず、いろんな投資案件に、相当ショックが走るはずだと思います。

③8月2日の米雇用統計 といっても失業率が4.3%です。筆者の知る限り、歴史的に決して高い水準ではない、どころか十分に低い水準だと思います。金利が5.25%でインフレが3.0%にコントロールされている経済です。すごく良い経済状態だと思うんだけどな~。政策対応余地はいっぱいありますよね。
もちろん株価も、経済政策も「先を見る」ものですから4.3%でも「悪い数字」なんですけどね。 パウエルさんの本音は「こんなことなら7月に利下げ、しとけばよかった」でしょうね。

どうも今回のガラ(暴落)の命名は「日銀ショック」で良いかもしれません。

長くなりました。ブラックマンデーの記憶や経験則、今回の局面の見通しについては次回、といたします。

Ⅱ)投資戦略 につづく

 

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

 

 

経験に基づく投資の話 その㉒ 長期投資を旨とする筆者が売却するとき

株式を売却するとき、それはまず、お金が要るときです。先週、「愚息でも良い」と言っていただける雛にも稀な姫君を、愚息が拙宅に連れて参りました。その結婚支援のために保有株を売却、換金しました。これから何年かに渡って贈与していきます。

こんな時こそ、やられ玉の売却の機会でありまして、過去2倍になったところで買い増しまでしたJMDC(結局は損失)、損はしなかったけど売り時を逃したリクルートといった長年持った日本株を売却しました。

さらに、ついでとばかりに・・ 長期で持つつもりで買った米国AI株の一部も売却しました。本ブログ「経験に基づく投資の話 その⑲」で保有しているAI銘柄としてご紹介したなかで、DUOL(デュオリンゴ)とS(センチネルワン)を売却しました。どちらも決算が悪かったのです。来期のガイダンスが市場予想に届きませんでした。市場予想が高すぎるだろ、ということはありますけれど。

これは相場の達人の言で「若い会社が決算をミスすると、それはクセになる」に従いました。Sなんか安いところからいったんは2倍まで行って、これはAIブームでテンバガー候補だろう、なんて期待したのですが、決算を見てから売却したら・・ 2割ほどの儲けで畳むことになりました。

筆者の投資スタイルとして「売却するときにはヤラれている株から売る」のがセオリーです。個別の値下がりも含めて、全体としての資産価値を毎週評価しています。全体の評価が上がっている今なので、損切も全く問題ありません。

極論ですけど、50ドルの株を買って、2倍になれば50ドルの値上がりです。一方、50ドルが半分になっても25ドルの評価損です。 儲かっているものを大事にしたいです。米国株では。

(日本株は以前書きましたが「上がったら売らないと下がっちゃう」という30年でしたから、トレーディングが必要でした)

現在、筆者のポートフォリオはフルインベストメント状態です。息子の結婚支援のために保有株を売却するくらいですから。日本株は全体の1割程度です。現在、値上がりするときにはほぼSP500並み、米金利が下がりそうもなくて値下がりするときにはディフェンシブなポートになっていて、満足しています。(ストレスが無いのが一番かも) 今回「この先どうかな、ちょっとダメかもね」という銘柄を処分したことでスッキリしました。

 

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物価は円の対内価値であり、為替は円の対外価値である 経験に基づく投資の話 その㉑

記憶に定かではないのですが、多分「本石町日記」さんのXだかブログだかにあった言葉です。もの凄くその通りだと思います。勝手にお借りしました。申し訳ありません。

ご存じの通り、観光地はどこもインバウンド(外国人観光客)が目立ちます。これって日本文化の素晴らしさの魅力と同時に、日本の行き届いたサービスの安売りに群れ集ったのだと思っています。円安は日本の労働力の安売りに他なりません。

ちょっと前まで、あれほど忌み嫌った円高は、実は外貨を安く買えるチャンスだったのです。

資源のない国で、加工貿易により輸出で稼いできた国ですから、働けば働くほど(成功すればするほど)輸出代金として得たドルが溜まり、そのドルを売って円を買うから円高になり、円高で手取りが減る分、費用を削り、品質向上を図り、もっと働く、というスパイラルに陥ってきた数十年であったわけです。

たまりかねた企業は外国に工場を移していったわけですが、実は、円高に我慢できなくなったその時こそ「外貨を買う」絶好のチャンスだったわけです。

あれほど欲した円安は、日本の貧困化(対海外で相対的に)でしかなかったと思います。通貨高で滅びた国はありません。ブラジル、メキシコ、ロシア、アルゼンチン、いずれも通貨安で破綻しました。

今、通貨安といえばトルコです。10年前1トルコリラ50円くらいだったのが今は5円以下です。
トルコにはトヨタをはじめ、フォード、いすゞ、ステランティス、現代、メルセデスといった自動車メーカーの工場があり、欧州に向け輸出しています。なので通貨安はウェルカムです。
また、観光立国です。外国人旅行者受入数ランキング(令和2年観光庁)ではフランス、スペイン、米国、中国、イタリア、トルコの順で世界6位の観光大国です。

日本はトルコを目指しているのでしょうか。トルコの2月インフレ率は67%です。

以下は「本石町日記」さんの受け売りの抜粋です。ネットで確認したので間違いありません。筆者なりの見解を加えた文章です。
「アリとキリギリス」の現代寓話です。

日本では労働者はアリのように常に働き、報われる時はない。何故なら通貨安に依存して労働力を安く売る戦略だから。
冬になって飢えたキリギリスが訪ねてきたとき、キリギリスはアリの余りに貧しい生活に驚く、というオチになる。
または、遊んでいるように見えたキリギリスは投資をして稼いでいたので、冬になってもゆったり暮らすことができた、というオチもある。

モノづくり時代に円高を忌み嫌い、通貨は安い方が良い、という思想を変えられなかった弊害が、現在も続いているのではないでしょうか。
金融資産の9割が実質ドル建てになってしまっている筆者には円安ウェルカムではありますけれど。

 

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最高値更新した日経平均、マンション需要の高まりに思う 投資の話その⑳

日経平均は史上最多値更新で僥倖なことでございます。前回高値の1989年に至る過程、その後の失われた30年を、身体で知る人間としてはなんとも感慨深い・・・ かと思いきや、何だかまったくそんなことは感じていません。あまりに当時の日経平均株価と今の日経平均株価の構成が違うので、別物感しかないのです。外部環境も違いすぎます。

調べてみますと「1989年の日経平均」と「2021年の日経平均」の構成銘柄では、概ね3分の2以上の銘柄が入れ替わっているのだそうです。同時に30年の間に筆者の関心が完全にアメリカに向いてしまったこともありますけれど。

それと日経平均は、もとは単純平均なので値嵩株(株価の高い株)が大きな影響を持ちます。半導体製造装置の東京エレクトロンが上値を更新し続ける中、ウエートは10%に近づいており、指数寄与度が最も高いファーストリテイリングと合わせると約20%。このほか、アドバンテスト約5%、ソフトバンクグループ、KDDI、といった限られた銘柄によって牽引される、米国の影響下の「国内AI指数」の様相になりつつあります。

「円安で株高」と言われます。これに違和感があります。円安で物価高になり、内需が崩壊しているのが現状です。ここのとこ、偉い先生がたや報道は間違っていると思います。実質賃金は22か月連続マイナス、GDPは2期連続マイナス(定義上はリセッション)、内閣支持率はアベノミクス以来の最低値、それなのに日経平均は最高値、・・・なんでやねん。 ・・実感がなくて当たり前です。

外国人にとっては、日本株高によって円安ヘッジのニーズが生まれています。だから円安が加速しています。

円安だから株高になっている、わけではないでしょう。なぜなら。日本経済の輸出依存度は15%前後、過去50年で20%になったことはないのです。輸出依存度が40%前後のドイツ、韓国なら「良い円安(通貨安)」という主張も通るでしょうが、日本は米国同様、内需主導の経済です。その内需が、円安による物価高でダメじゃん、になっているのが現在の日本です。

自民党を含め議員の先生方とそのブレーンは頭が古いかも、です。円安にすれば日本が復活するとか、輸出業が復活するなどと思っている可能性を疑います。

もっとも指数で言ったら、今のアメリカ株だって、ある意味似たようなものです。S&P500という指数は時価総額加重平均なので、単純平均の日経平均よりははるかにマシなはずなのですが、マグニフィセント・セブンと呼ばれる7社が巨大すぎるのです。S&P500全体の3割を占め、残り493社はカヤの外、といった塩梅です。

日本のマンションが過熱しています。県庁所在地公示地価ランキング41位の前橋、前橋初の駅前タワマンが今月出来上がる、と思ったら、その真ん前にもう1本着工します。

南町田駅前のタワマン、ドレッセタワー南町田375戸は完成前に完売です。5000万前後から1億8000万円台です。同じく南町田の東京女学館跡地の大規模マンション、パークビレッジ南町田582戸も完売しました。駅から徒歩15分以上かかると思うのですけれど。

株が上がってマンションが上がって・・ いつかみた光景です。

マンションはコロナで玉不足になり、インフレ・円安、人件費上昇、で値上がりするのはわかります。それを買う人がいます。低金利と外国人が背景です。23区内ならわかります。値上がりした都内マンションでも、同規模の香港のマンションと比べれば4分の1の値段だそうですし、外国人が1棟買いだってするそうですから。

問題と思うのは、それを横目にみて筆者の娘のような中間層が「パークビレッジ、完売だって~」などと悔しそうな声を出すところにあります。南町田というところはショッピングモールあり、東名インターに近く、さらに三菱地所の大規模テーマパークも近隣に計画されているという場所ではあります。しかし駅から遠い中古マンションは値下がりするのは必定、と思うわけです。

筆者の、地価をめぐる違和感の理由を探してみました。すると。内閣府が2月15日に発表した 2023年10~12月期四半期別GDP速報 (1次速報値)の中、国内需要の中の「民間住宅」がマイナス4.0%なのです。あ~、これか、と思いました。都内中間層はもとより、地方都市に至るまで不動産価格バブルが波及しているのに対して、民間住宅需要全体は不調であることを示しています。低金利といえど、実質賃金はずっとマイナスで、値段は高騰、ですもの、全体としてはマイナスとなるのが自然だと思います。

幼児のいる娘には「駅から遠いマンションは値下がりするよ、待っときな」と伝えています。

 

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経験に基づく投資の話 その⑲ 「AIバブル」と呼ぼう  History doesn’t repeat itself, but it does rhyme. 歴史は繰り返すのではない、韻を踏むのだ

7か月ぶりの投稿です。あるNPOの事務局に再就職しておりました。週3日の18時間勤務、そこから先はボランティアね、ということでした。ところが人手不足によりまして、12連勤のあと2日休んで19連勤なんていう状況で、ブログどころではなかったのでございます。

さてタイトルの「韻を踏む」と言ったのはマーク・トウェインです。たしかにそっくり繰り返すわけではないですね。

私のような古い人間は今、1995年Windows95に始まったITバブル(ドットコム・バブルとも云われた)を思い出しています。特に筆者は現役時代、相当、ITバブルを踊りまくった経験があるのです。

さて今、韻を踏んでいるのは「AIバブル」ですね。もうすでに皆さま、うまいことやっていらっしゃると思います。「いやこれからだ」、でも全然間に合うと思います。前回ITバブルはWindows95から始まって、98で大ブームになり、2000年までの5年間続きました。

今回のAIバブルは去年からです。オープンAIがChatGPTを公開したのは2022年11月30日のことです。目指すのは人類全体に利益をもたらす汎用人工知能を普及・発展させること、ですよ! 美味しいのは(加速するのは)これからだと思っています。

1995年からのインターネットブームは何故バブルに至ったのかというと、振り返ってみれば。労働生産性が高まったことによると考えています。当時、調べ物をするとき「ググれ」と言われるようになったことが象徴だと思います。

今回は、AIが労働生産性を高めることになると考えています。GAFAMの決算はいずれも増収増益でしたが、各社は人員削減を続けています。理由は2.5個あります。1つはコロナで、ネットサービスやPCの需要急増により人員を急増させた後の雇用調整。2つ目はAIへの超積極的投資に伴い、コスト削減が必要となったこと、後の0.5個はコスト削減のなかでも、高い報酬を求められる人の労働をAIが肩代わりするようになったことです。

AAPLは少なくともこの15年で初めて従業員数が減少しました。大手5社は21年~22年のピークから合計で約11万2000人を削減しました。グーグルのスンダー・ピチャイCEOは「投資の余力を生み出すために厳しい選択をせざるを得ない」として今年も削減を宣言しています。

例えばですけれど、スタンフォードを出てグーグルに就職する、といった世界のサラリーマンヒエラルキー(階層)のTop of the Topが、AIにとって代わられる図式です。これを筆者は「かつてない労働生産性の高まり」と考えているのです。25年前のネット社会到来とは比較にならない費用削減です。歴史は繰り返さない。韻を踏む。とはこのことでしょう。

ちなみに筆者がAIがらみでポジションを持っているのは以下の通りです。

MSFT NVDA AVGO NET S DUOL 

ETFでは SMH XLK  この2つは組入れがOKです!

最後にブル相場(上昇相場)で筆者が実行している箴言2つです。

Buy on Dips! 日米共通ですね。日本では「押し目買い」です。

もう1つは「上がる株ほど良く上がる」「(買いたくて)指をくわえている株ほど上がる」 日本の株にはほとんど興味のない筆者ですが、この教訓を身体に刻んだのはキーエンスでした。こればかりは指をくわえるばかりで、乗れませんでした。その教訓で、MSFT、NVDAは以前から持っていましたが、AVGOを買ったのはつい去年暮れです。

 

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経験に基づく投資の話 その⑱ 値幅観測で使う「黄金分割」「黄金比」

「黄金分割」をご存じでしょうか。ミロのヴィーナスの頭のてっぺんからおへそまでと、おへそから足先まで、この比率です。0.382と0.618です。パルテノン神殿、パリの凱旋門、モナ・リザの微笑、など「人が美しいと感じる縦横の比率」を黄金比(1:1.618)と呼びます。

黄金分割0.618と0.382はフィボナッチ級数によってもたらされる比率です。

相場のリズムも自然界の法則に従わざるをえない、という真理(仮説かも)があり、それは過去の相場によって裏付けられてきたのです。筆者ヘンデル自身、何十年も前、FXなんて言葉もなかったころ、ドル=NZドルの相場で、0.01の単位までピタリ0.618にあてはまったことが2度ありました。

振り返ってみれば、この事実を目の当たりにして、筆者は黄金分割信者になったのでした。相場の転換点は例えば、日本人がよく使う「1/3押し」ではなく、欧米人が大好きな「0.382押し」なのだ、と確信したのでした。「押し」というのは「下げ」のことです。

株価が過去、底を付けたところ、これをスタートとして、100円上がって天井を付けて、下がってきたら・・どこまで下がるかの1つ目のメドが上がった幅の0.382押しの61.8円(上がった幅の61.8%)、次の下値メドが1/2押し50円下げ、最期のメドが0.618押しで38.2円(スタートからは38.2%上昇) これが基本です。

そしてフィボナッチ級数とは、初めに1を二つ横に並べて書いてください。次に、その和を右に書き足します。以下、1と2の和3、次は2と3の和5・・・ というように、すぐ左の2数の和を右に書き足してゆく、そうして出てくる数列がフィボナッチ数列です。

1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89

この数列の神秘的なところは、左の数値をすぐ右の数値で割ると、0.618に収斂していくところです。2÷3=0.666、3÷5=0.6、5÷8=0.625、8÷13=0.615、13÷21=0.619、21÷34=0.617、34÷55=0.618、55÷89=0.6179

逆にすぐ右の数値で割り算すると89÷55=1.6181  これを黄金比と呼ぶのです。この比率も相場の世界で見かけます。

レオナルド・ダ・ビンチは「もしも、あるものが正しい姿でなければ、うまくいかない」と言ったそうです。(鏑木繁さんの著作から) モナ・リザの顔の縦横比は1:1.618です。顔の大きさと、額から手までの距離が1:1.618です。

でも日本人は白銀比と呼ばれる1:√2(1:1.4142)が大好きです。この顔は「可愛い」になります。ちなみに白銀比はA3、A4といった紙の縦横比でもありますし、法隆寺やスカイツリーにも使われ、身長と顔の比率ではドラえもん、ミッキー・・・日本人にはスタイリッシュなミロのビーナスやモナ・リザよりも、白銀比が好まれるようです。でもこれは、相場(チャート)とは関係ありません。余談でした。

 

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

 

 

 

 

 

 

 

 

経験に基づく投資の話 その⑰ 違和感があって、ちょっと修正 年末に向けての米国短期見通し

サマーラリーはもう終わった、と思っていましたが、お構いなしに上昇しています。出てきた景気指標と企業の個別ニュース、業績、PERなどに見る投資家センチメントなどをいろいろ見ると、どうも違和感を感じ、明確な利上げ終了までは調整があるのではないか、と感じるようになりました。

現在のマーケットのはしゃぎ振りは、先週の「CPI、前年比3.0%上昇に留まる」「これなら年内利上げは1回、0.25%で終わるかも」と期待したに違いありません。

筆者ヘンデルも7月2日の投稿で「5月CPI4.0%でFFレートは5.25%、インフレ撲滅は近い」とコメントしました。その後7月12日発表の6月CPIは3.0%とさらに低下、マーケットは「ヒャッハー!」となったのは当然だと思います。

ただ、その後です。TSLAの決算が出ました。EPSもTopLineも良かった(予想を上回った)のですが、「利益率」が下がったのです。そりゃ当ったり前でありまして、値引きしていっぱい売ったのですから、そりゃ利益率は下がります。9%台でしたか、でもそれって既存の大手自動車会社に比べれば、とんでもなく高い利益率なのですけれど。

しかし結果、マーケットの評価(株価)は1割下がってしまいました。以前筆者はここで書きました。EVって昔のPCのように、毎年性能が上がって、値段は下がるんじゃないのか、という見方です。

日本ではテスラはいまだに高級車イメージですが(確かに数年前は車格も価格も外国高級車でした)、今ではアメリカでは高級車ではなく、安い、いわばカローラだ、と聞きました。調べてみると日本でもモデル3は補助金も合わせると410万円から買えます。

TSLAは今後メキシコに、インドに工場を作る具体的計画があります。それから想定して、PER60倍台はまだ納得できると思います。

でもNVDAのPE200倍台はなんとも納得しかねます。違和感を覚えます。これはやり過ぎなんじゃないの?と思う次第です。

AAPLのニュースです。9月に発売を予定しているiPhone15ProとiPhone15ProMaxの製造が上手くいっていないそうです。初回出荷台数を絞り込むとのことです。AAPLに問題があるのではなく、LGのスクリーン供給が歩留まりが悪くて滞っているそうです。iPhone15は久々のメジャーアップグレードと聞いていますが、量産が間に合わないそうです。

にも拘わらず株価はたいして下がっていません。この楽観も筆者には違和感があります。

景気指標です。6月CPIの3.0%ですが、この内容はエネルギーの下げが大きく、サービスや家賃がまだ下がっていないのです。平均時給の伸びが前年比4.4%と高止まりしています。賃金インフレはしつこいことで知られており、FRBメンバーは警戒を緩めてはいないと思います。

住宅着工件数も、これほど金利が上がったにも拘わらず4月140.1万戸、5月163.1万戸!、6月143.4万戸と再加速の様相です。

ウクライナ情勢です。NATOサミットでは前に進みませんでした。長引くことが確認されたと思います。それどころか、ウクライナ小麦の輸出について問題が発生しています。

さらに、昨年は暖冬で助かりましたが、今年はまたわかりません。エネルギー価格が怪しげな動きです。筆者ヘンデルのポートフォリオはジワリと評価益が増えています。高金利で景気後退を心配していましたが、どっこい景気は堅調、金利上げはまだ続く、となれば「エネルギー」「素材」でしょう。「農作物」もかもしれません。

XLB(素材セレクト・セクターSPDRファンド)の買付を検討します。

そんなに遠くない将来(10月とか年末とか)の買い場にそなえ、評価損株式の一部売却を検討します。とはいえ成長ストーリーに変化がなければ、やっぱり売りません。決算のない、個人投資家の良いところです。

先週から始まった決算シーズンですが、今週がヤマ場です。売却はこれを見てから、が正しい投資態度です。

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

経験に基づく投資の話 その⑯ インドの積み立てを始めました 今更ですが・・・

昨年末、旧勤務先を退職しまして、好き勝手に投資できるようになりました。退職金をもらったのは60歳のとき、5年前です。65歳になり再雇用終了、退職して売買が自由になったという現在です。

去年春に米国の金利上昇にともない、GAFAMや高PEハイテクを売却したお金、いわば待機資金があり、昨年秋に投資を再開、今年の春にはインドのETFを買いました。

それから数か月、結構値上がりした(高値から下がった分の半分戻した)のですが、ここからNISAでインドの積み立てを始めました。今更ではありますが、銘柄はウィズダムツリーインド収益ファンド(EPI)です。

組入1番はリライアンス(石油化学品および繊維メーカー。石油化学部門ではガソリン、灯油、液化石油ガス  などを製造する)で7.06%、2位タタ・スチール6.17%、3位ICICI銀行4.23%、4位インフォシス(ITコンサルティング、ソフトウエアサービス)3.71%、インド石油ガス公社(原油と天然ガスの探査・生産)3.69%  というのがトップ5です。業種分散が良くできていることが決め手でした。金融24%、エネルギー19%、情報技術16%、一般消費財・サービス9%、素材8%、という分散です。

SENSEX指数は、その構成比率で金融が4割を超えるので、業種分散したいよね~、と思っている次第です。

ご存じのとおり、今年人口は中国を抜きました。労働人口が多い、人口ボーナスの時期となっています。ロシア・中国グループと西側諸国との間でいいとこ取りができます。そして、AAPLとTSLAが工場を作るほどの「民度」を有するようになりました。

まだまだギクシャクはあるはずですが、だから積立で買っていきます。

 

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

 

 

 

経験に基づく投資の話 その⑮ 1か月半のご無沙汰でした 現在の思いと見通し

筆者ヘンデルは6月から再就職しました。5月末からお試し期間をやってました。思いのほか忙しい仕事でして、拙宅の狭い庭の手入れ(雑草抜きだの)やピアノの練習もできずにいます。でも、ひと月たって、やりがいを感じ始めた、というところです。

その間「投資」はどうだったんだ、と言われると皆さんも同様だと思いますが、順調な評価益増加となっています。個別の凸凹はありますが、トータルとしては、です。ご存じのとおり、買ったらなかなか売らないものですから、あくまで評価益であって、全銘柄持ちっぱなしでありました。

(去年春には、パウエルが金利を上げると言ったのでTSLAを除くFATMAN-Gのすべてと高PEのハイテク全部を売り払いましたけれど・・ 何年かに一度は売ります)

昨年末に引退してからこっち、週に一度、確定拠出年金評価額、有価証券評価額、銀行預金残高の合計をチェックしています。個別銘柄の上がった下がったに、シメシメと思ったり、ナンジャコリャとガッカリはしますが、日々トレードする気は全くなく、テンバガー(10倍になる株)を目指して放りっぱなしという状況です。

もちろん全てに10倍を目指しているわけてはなく、長期で保有しつづけることができる株、何年という時間で期待をしつづけることができる株、という銘柄選びをしているつもりです。これ、重要だと思います。売り買いしていては永遠にテンバガーには巡り合えません。

私の金融資産の半分近くを占める確定拠出年金「キャピタル世界株式ファンド」は好調です。史上最高値を更新中です。組入1番がMSFTで、TOP10にはMETAもTSLAも入ってますから、肯けます。

こういったハイテクはキャピタルに任せ、個別株はサブカルチャーと言って良い銘柄群、たとえば防衛、農業、資源(天然ガス、リチウムなど)、薬など、キャピタル世界株が調子が悪いときに補強する業種を中心に投資しています。長期で期待するTSLA(もう何年も保有中)、NOVO(筆者の体重は4か月で6㎏減少)、半導体ETF、バイオETFなんてのもありますけれど。

さて見通しですが、この夏は冴えない展開を想定します。サマーラリーは6月にやってしまったのではないかと思っています。早くて年末、FRBが金利上昇打ち止め宣言をして、来年早々にも利下げが見えてこないと、本格上昇はないと判断しています。

米国5月CPIは4.0%で、現在のFFレートは5.0%~5.25%です。すでにインフレよりも政策金利は高いのです。インフレ退治は時間の問題になりました。そこに5%台のFFレートです。下げ余地というか下げが可能な幅は十分です。将来金利が下がるときには、ほんの数年前に体験した「ハイパーグロース株」でしょう。

去年、金利が上がるというので売却してしまいましたが、CRWD、SNOWを再び考えています。GAFAは美味しいところは出ちゃったかな、と思います。パウエルかニックが「金利、下げるよ」と発言してから、確認してから、次世代グロースを買いたいと思います。

日本株は買い増し予定はありません。INPEC、JMDC(現在評価損)、AGC、リクルート(現在評価損)、三菱銀行、三菱商事、携帯ソフトバンク、旧勤務先株(現在評価損) これしか保有していません。日本株は25年前(ITバブルのころ)からあきらめています。日本にあきらめている、と云うべきかもしれません。

 

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。