豚の丸焼き

 左右が切れててごめんなさい。全部が入ってる写真が見つかりません。沖縄だけで2300枚ほどの写真があるもので。。

「豚の丸焼き専門店」 那覇市にお住いの方なら必ずご存じ、この看板。ずっと気になってました。どんなものだか見てみたいし、食べてみたい。会社の新人歓迎会を機会に、その思いを実現しました。

 どうです、 この迫力。子豚ちゃんですが、立派なものです。皮はパリパリ、身はジューシー、と云えば云えますけど、皮は結構固いし、身はジューシーをはるかに上回る濡れ濡れ。(肉汁とアブラ)アブラだと思うのは、いわゆる脂身がまったくなく、綺麗なピンクで繊維質の肉しかないのです。塩でいただくのがいいと思います。

 脳みそが美味、という情報がありまして、頭蓋骨にナイフを差し込み、パカッと割ってチビッといただきましたが、ローストされすぎてて、 ・・・という味でした。

(以前、新宿で羊の脳みその素揚げをいただいた時には牡蠣の味がすると思いましたが、今回、焼き牡蠣の味ではありませんでした)

結構、ケモノ臭く、匂いでダメな人はダメでしょう。

匂いと云えばヒージャー(ヤギ)ですけど、その紹介はまだいずれ。

日帰りの石垣島

石垣島には、となりに竹富島、由布島、由布島、ちょっと遠くに西表島、波照間島などあるのですけれど、今回、とある事情で那覇から日帰りせざるを得ませんでした。(20:15には那覇の久茂地にいなくてはならない最重要の事情があったのです。この事情はいずれ記します)

石垣からフェリーで15分の竹富島には寄りたかったんですけど、竹富滞在時間が1時間しか取れないとわかり、断念しました。となれば、少しゆっくり石垣を廻ります。

川平湾です。

 絵葉書でおなじみですね。 1月の沖縄としてはとても珍しいことに雲一つない青空で、最高のコンディションでした。

 この船、宙に浮いているように見えませんか?透明度抜群です。

本島に残した(ゴルフに行った)友達から「箱亀でTシャツ買ってきてくれ」という依頼がありました。 このお店です。 今どきの女性のセリフなのですが、いわゆるとても「かわいい」柄です。とぼけた味がとても好い。無地のTシャツしか着ない僕としては珍しく柄物を2枚買いました。娘のアクセサリーと。 このブログをご覧の方にもお薦めです。

玉取先展望台です。これまた絵葉書通り。

リーフの先は急に深くなるらしく色の違いが鮮やかです。

でも・・・楽しみにしていた具志堅用高記念館は閉館してました。

ダッシュで石垣から那覇に戻った1日でした。

ホエールウオッチング

友達とホエールウオッチングに行きました。

三重城の港(みーぐすく:国際通りからクルマで15分ほど)から、クジラのポイントまでボートで30分ほど、という身近な場所です。

僕は2度目です。前回は残念なことに、相当遠くにしかクジラが見えませんでした。サバァッってシッポが見えるのは望遠で撮った写真だけかと思ってました。

でも「そうでもないですよ」って他の人から言われて、再び 友達と行って来ました。映像は友達の携帯です。ちょびっとですが、雰囲気はわかります。

今の時期、クジラの子供がまだちっちゃいんで、息継ぎにちょくちょく出てきます。10分に1度くらいのチャンスがあります。 こんなボートで、みんなでクジラを探します。運が良いとこんな近くに出てきます。 なんか、嬉しかったです。

1日沖縄観光 下

首里城を一周して車に乗り込み、中城(なかぐすく)へ。

中城城跡あたりは中村家住宅があり、ひまわり祭り会場も近く、いくつものカー(井戸)があり、 落ち着いた街並みがあり、、大好きなところです。

 ひまわり祭りは例年1月か2月です。(内地とは種類が違うと思いますけど)

本ブログのフロントページのメニュー「お気に入りスポット」に付近の写真を置いています。 

・・ということで、何度も歩いています。というのも、普天間から海沿いの道路329号線へはバスがありません。従いまして、歩くしかないのです。

 沖縄の大きなグスク(城跡:沖縄のお城は全てWWⅡで平らになりました)にはボランティアのガイドさんがいます。これは積極的にお願いした方がいいです。城跡というくらいで、石垣しかないのですが、話を聞きながら回ることでイメージが出来てきます。(僕自身、中城でガイドしていただくのは3度目です)

中城をあとに、屋慶名(やけな)の「かね食堂」へ。かね食堂は3度目です。初回はとにかく骨汁というものが食べてみたくて行きました。骨汁は本島では中部・北部の料理なので、那覇ではなかなか食べられません。

(実はあとで見つけたのですが、公設市場の2階にありました。でも、かね食堂のものとは迫力がだいぶ違います)

  これが骨汁です。迫力です。そばの出汁を取った豚骨(「骨付き肉」ではなく「肉付き骨」という表現が正しい)を、また出汁で煮込んで味付けした、という不思議な食べ物です。外見のはスゴいのですが、ほとんどホネです。でもチマグー(豚足の足先)と違ってしゃぶることはできないので、箸の先でチマチマと骨に付いてる肉をはずして食します。ここ、かね食堂のは肉がいっぱいついています。食べ終わるとこうなります。

こちらは家内に頼んだ「かね定食」  写真ではわからないのですが、巨大カツの下にハンバーグが3枚!!!、さらにその下に卵焼き!が隠れています。

ああ、幸せな「かね食堂」。。 沖縄の食堂にはまず、どこもテイクアウト容器というか折箱を備えています。

海中道路はすぐそばです。天気もよく、海の色も満足できるものでした。

海の文化資料館に寄りました。ここに初めて行ったときは、台風でガラスが破れ、大変なことになっており入館できませんでした。

その時、往きは2時間に1本の村営バスがあって、お世話になりました。でも帰りはそれを待っていると、屋慶名バスターミナルからの那覇行き最終に間に合わないのです。

てぃーだかんかん、太陽が西に傾いたものの、炎天下の影一つない海中道路を歩いて帰りました。途中で倒れても、車は多く通るので、拾ってもらえるだろうと期待して。

海中道路を渡って2つ目の島に「ぬちまーす」の観光製塩工場があるのです。塩で真っ白な部屋もきれいなのですが、そばに果報バンタ(かふう、バンタ=崖)があって、これは一見の価値があります。

那覇にもどると、奥武山公園(おうのやまこうえん)でイベントをやっていて、家内と娘を降ろし、レンタカーを返しました。

夜は、行きつけの餃子屋さんがもう終わっていて、沖縄の名門、老舗の三笠食堂でステーキを食べました。こちらは24時間営業です。1250円で、かなりの大きさで、部位は不明ながら柔らかく、「美味」表現ではなく、「旨い」のです。

こうして長~い、実の詰まった1日が終わったのでした。

1日沖縄観光  上

家内と娘が東京からやってきました。

娘の仕事の都合で、着いたのが1日遅れて土曜の夜。月曜からは私が仕事、ということで日曜1日しか付き合えません。

彼女たちの最大の目的は美ら海水族館です。これは月曜日に観光バスで行かせることにしました。このコースはなかなか良くて、美ら海、今帰仁城、万座毛、パイナップルパーク+ホテルランチバイキングで一人5500円です。美ら海水族館の入館料は別途なので、今日のうちに割引券を購入しました。

実はこのコース、私が那覇に単身赴任する前の個人旅行で利用しました。その時、なんて効率的なんだろう、と思った記憶があるのです。

で、私と一緒に過ごした日曜、1日の過ごし方を紹介します。

 

朝9時ごろ、ゆっくり(のこのこ)まず首里城目指して行きましたが、今日は日曜ということで、すでに駐車場はいっぱいです。そこで、今ならまだきっと空いてるちょっと奥まった玉陵(たまうどぅん:王様のお墓)そばの駐車場に向かい、首尾よく置くことができました。このへんは地元の強みです。

近くの金城町石畳道に先に向かいました。ご覧のとおりの落ち着いた、沖縄らしい、とても良いところです。

大アカギの木を見たり、カーサムーチーの伝説(ご自身で検索してください。沖縄に多い、オゲレツ含みの昔ばなしです)の舞台の崖に行き、伝説を家内と娘に語りつつ、とても風情のある石畳を降りて、登って、首里城へ。

ところで、首里城の城壁は琉球石灰岩で、これはもとサンゴ礁です。その証拠がこちら。 貝の化石です。この写真は相当、レアです。そうそう、あるものではありません。

龍樋の謂れや徐保光の中山第一の碑、何故こんな高いところで水が湧くのか(これはブラタモリの受け売りです。このブログでの説明はまたの機会に)など解説しつつ、城内へ。

御後絵(うぐい:王様の肖像画)を見るたび、エジプト絵画を思い出します。偉い人ほど大きく描くのです。エジプトと違って、正面を向いてますけど。WWⅡで全部燃えてしまって、鎌倉芳太郎さんの撮った白黒写真しか残っていません。今は大学の先生が彩色復元したものがあります。 勝手にWikiから借りてきました。🙇

 

鎖之間(さすのま)でお茶しました。ご一緒になった多くは白人の観光客です。ここのセットはオススメです、310円でサンピン茶(ジャスミン茶)と琉球菓子がひと片ずつ、ついてきます。

 花ぼうる1枚、くんぺん1/4、ちいるんこう1片、ちんすこう、が載っています。お茶はサンピン茶(ジャスミンティー)で、お代わり可です。

このお菓子は新垣カミ菓子店のものです。やっぱ、ここの花ぼうるは絶品です。琉球菓子で私のイチ押しです。

  ・・・長くなりましたので、続きはまた明日にしますね。

難読地名:勢理客、保栄茂

勢理客(ジッチャク)、保栄茂(ビン)と読みます。

難読地名の東西横綱は北海道と沖縄だと思います。さて、沖縄・・・

 ジッチャクです。実はPCでジッチャクと入力すると勢理客と変換できます。この地名は本島を南北に貫く国道58号線の交差点にあり、本島の人なら皆知っています。

本ブログのトップページのメニュー、「沖縄あるある」で記しています「あいうイウ」の法則と「キ」は「チ」に変わるの法則で、何故ジッチャクと読むのかわかります。

「勢理客」は普通に読むと「セリキャク」ですね。「あいうイウの法則」で「セ」は「シ」に変わります。「キ」は「チ」に変わります。

つまり「セリキャク」は「シリチャク」になり、「ジッチャク」となったと思われます。

 保栄茂1153番地です。「わくわく児童館」の住所です。相当歩いたのですが、保栄茂交差点を見つけることができませんでした。(無いのかもしれません)こちらは本島の人でも知らない人はいます。驚いたことに「ビン」と入力すると「保栄茂」に変換されます。

これも、上記の法則で読み解くことができると思っています。

普通に読んだら「ほえも」です。「ホ」は「フ」に変わります。「エ」は「イ」に変わります。「モ」は「ム」に変わります。つまり「フイム」です。「フィン」になり「ビン」に縮まったのではないでしょうか。

読み解くことができるという点で北海道よりマシかもしれません。

アテモヤ

アテモヤです。

なんともパステルカラーのかわいい果物です。森のアイスクリーム という別名があります。

結論が先になりますが、その通りです。アイスクリーム味です。僕にとっては沖縄でゲットできる果物としては最強です。(高級マンゴーは食べたことないので、どっちの勝ちかわかりません)(でも、これも先に書いちゃいますが、アテモヤ、実は当たり外れがあるんです・・泣)

熱帯の果物ですから、追熟が大事です。

結構、高価です。立派なものは僕の知る露店の果物屋(チョー安い)でも500円くらいしますが(それより高くちゃ誰も買わないからだと思います)そんなのは買えません。200円から400円以下のものが写真です。(地元向け価格とおみやげ屋さん価格とネット価格が、以前紹介したカニステルよりももっと大きいです)

触った感じがフニャとなり、尖った所が黒くなったら食べごろです。

まず冷凍庫に入れます。いったん凍らせたあと、半解凍状態で縦2つに切り、スプーンで食します。(僕の好みの独自方法です。ご自身で試されるときは、ネットでお調べください)

以上、こんなにクドクド書くほど、その味は衝撃でした。でも、安い小さなアテモヤは2個に1個はハズレ、というのが僕の実績です。経験でいうと、350円以上にしておいた方が、いいみたいです。

「ん」から始まる言葉

もっとも一般的な「ん」で始まる言葉が「ンブシー」です。「ナーベラーンブシー」はウチナンチュなら分かります。 

「ナーベラー」はヘチマ、「ンブシー」とは味噌煮です。パパイヤ、菜っ葉もンブシーにします。島豆腐、アブラゲなどの他の具材と油で炒めてから、出し汁、味噌でしばらく煮ます。お店によって出来上がりは様々ですが、これが一番一般的かな。 ごく普通の食堂、はるみ食堂さんのです。

 

「ンジャナ」 「苦菜」です。写真は久高島の2つしかない食堂の1つの「ンジャナ定食」です。ンジャナのお浸しに、魚の切り身が混じってます。体に良さそうな味がしました。

「ンム」 芋 です。「ウム」と表記することが多いです。田芋(サトイモに近い)と書いて、「ターンム」と呼びます。

 このブログのフロントページ、メニューの「沖縄の食べ物」に取り上げた「うむくじぷっとぅるー」です。 これは僕のおススメ、首里の富久屋さんの「ンムクジプットゥルー」です。 ンム=イモ、クジ=クズ、プットゥルー=トロトロ・ネバネバ  これもお店によって、相当違います。トロミの強いスープのようなプットゥルーもあります。

「ンナシルー」 汁物です。文献によると、昔、貧しくて具なしの汁のことをンナシルーと呼んだ、と読んだことがあります。

ウチナンチュは、シリトリは「ん」で終わってはいけない、負けになる、という、そういうルールの遊びなんだ、と思っています。そう聞いたことがあります。

・・・しましょうね~

5年も沖縄にいると、もう慣れてしまいましたが、しばらくはかなり違和感がありました。

居酒屋で「そろそろ帰りましょうね~」

床屋で「髪の毛洗いましょうね~」

僕を誘っているわけではありません。

沖縄では「・・しましようね~」は「I will・・」「僕はこうしますよ~」であって、「Shall wee・・」「よかったら一緒に」ではないのです。

したがいまして、綺麗なネーネーが「そろそろ帰りましょうね」と云ったとして、ドキッとしてはいけません。 「お先に失礼します」なのです。

 

アガリ・イリ・フェー・ニシ

ご存じの方も多いと思います。ウチナー口での東・西・南・北です。

東はお日様が上がるからアガリ、西に入るからイリ、で東西はわかります。

フェーは倉敷育ちの僕にはすぐ分かりました。瀬戸内では南風はハエです。ヤマトと共通なのだと思います。

問題はニシ(北)です。以下、僕の独自解釈です。

偏西風が吹いています。中国の冊封使も、北前船も西風を利用したに違いありません。(北前船は昆布を積んで、琉球を中継地に、中国まで密貿易していました)

緯度30度から60度で吹く偏西風は、低緯度の赤道付近では東風(貿易風)に変わります。つまり沖縄(緯度26度)あたりでは北風になっていると思われます。西風に乗って、または西風のなかを琉球目指してやってきた船は、琉球に着くころには北風に乗っていたと思われます。

ニシカジ(北風)はこうして「ニシ=北」と琉球の人は認識したのではないか、と思うのです。

※私は気象とか風とか雲とかは全くの門外漢です。大間違いの可能性があります。 目下のところ、こんなふうに考えているのです。