経験に基づく投資の話 その⑧ 強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑と伴に育ち・・・ 筆者ヘンデルの投資観と相場観

Bull markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism and die on euphoria. 

強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑と伴に育ち、楽観の中で成熟し、陶酔とともに消えてゆく  ジョン・テンプルトン

カッコいいですね。それに、ものすごく当たってます。筆者の経験では。

懐疑の中で育っている株を探したいです。筆者には悲観の中で生まれたばかりの株を探すほどの能力はありません。でも懐疑と伴に育っている株を見つけることはできます。そんなはずはないのに、上がってる株に気づくことです。先日の資源株ETF買付の時の考え方です。石油の値段は下がっている、天然ガスなんで暴落しているにもかかわらず、さらに時代は脱石油だって言ってるはずなのに、何故か石油株が高いんです。

損失は「あれ?なんで?」と思った中に生まれ、タラ・レバと伴に成長し、思い込みが損切りを躊躇させ、オイショ(追証)と伴に確定する。   by ヘンデル

テンプルトン卿のパクリです。

一方で、筆者は長期投資を旨としています。長年の経験で短期売買はどっかで蹴躓くと思っているからです。TUBEに出てくる、デイトレで何億を作った人って何万人に一人、宝くじに当たる確率だと思っています。

長期投資にも上記パクリのような、「あれ?なんで?」はあります。その時「タラ・レバ」を期待するのではなく、「その会社、なんで買ったんだっけ?」を振り返ることが必要です。その会社の成長ストーリーを見直すのです。

筆者ヘンデルはJMDCという日本の会社の株主です。たしか4000円台で買って、8000円台で買い乗せて、9000円台まで行ったけれど、現在また4000円台です。でも持ち続けています。同社の成長ストーリーに、内部環境の変化はなく、外部環境(例えばインフレやウクライナ)も影響を及ぼさないからです。

GAFAM+NT(FATMAN-Gとも言います)を全部保有していましたが、去年春、TSLAを除いて全て売却しました。金利が上がるからです。外部環境が変わる、変わったのです。 それも、「楽観の中で成熟し、陶酔とともに消えてゆく」 気持ちが悪くなるほどの陶酔(GAFAM+NTの値上がり)を、思い切り味わった後でもありました。売却の背景には、2000年ITバブル崩壊の記憶と経験がありました。 ・・TSLAは、Investmentというより個人的趣味で残しました。

確定拠出年金もいったん全部解約し、定期を買付けました。その後去年10月から毎月、半年がかり計画(ドルコスト平均法)で再びアクティブ投信を買い付けています。

個別株は、このブログに記してきましたが、米国のバイオ、資源、農業、新興国(除く中国)、防衛、というインフレやリセッションとは距離をおく銘柄群を保有、物色しています。

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

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