経験に基づく投資の話 その⑤ 痩身薬のノボと資源株ETFを新規買いしました

実は筆者、BMIが33です。要は肥満体。でもって糖尿病です。先日クリニックの事情で担当医が変わりました。新しい先生の処方では、1つだけ変更がありました。

オゼンピック(一般名:セマグルチド)を処方されました。その時の先生のひと言、「痩せる効果もある」が耳に残りました。

この薬は、新しいか、高いか、珍しいものらしく、いつもの薬局でも、2件目の薬局でも置いてなくて、マツキヨの2階の薬局で入手したのでした。なんとなく気になって、昨日になってググりました。

ノボノルディスク・ファーマ(デンマーク)が作って、2018年3月23日、厚生労働省が2型糖尿病の治療薬として承認しました。HbA1c改善効果が認められたことに加え、プラセボと比較して優れた体重減少効果が認められたのだそうです。

体重減少=痩せる薬です。日本では糖尿病治療薬として2020年6月上市されましたが、世界中で品薄となり、2021年12月には欧州の工場からの出荷が停止されました。

そして肥満症薬として同じセマグルチドのウゴービ皮下注が今年の1月27日、承認されたのでした。「肥満症 ただし、高血圧、脂質異常症又は2型糖尿病のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。(以下略)」

さらに筆者をあわてさせたのが、去年10月の報道です。「テスラCEOのイーロン・マスク氏が体型維持に関する質問を受け、断食とともに、米食品医薬品局 (FDA) が昨年承認した体重管理薬を服用していると明かした」とのことでした。 10月2日のツイートで Fasting    And  Wegovy(断食とウェゴビー)と明かしています。

ある記事によれば

ノボノルディスク社製のWegovy(セマグルチド2.4mg)は昨年6月、「過体重または肥満の成人における食事および運動療法に対する補助療法としての治療薬」としてFDAに承認された。同社によると、薬は「空腹感を軽減し、満腹感を高めることにより、食事の量を減らしてカロリー摂取量を抑え、体重減少を促進する」という。同薬は肥満度指数で減量を必要とする人や、2型糖尿病や高コレステロールで太り過ぎとされる患者に処方されるが、適用外使用で購入している人々も多く、品薄になっているという。

ということでした。そのセマグルチドが筆者に処方されたのです。実は筆者は以前からTSLAの株を保有しており(大きく値下がりした今も)、イーロンのファンなのでもありました。

そんなこんなでNVO(ノボノルディスクファーマADR)を買おうと決めました。ずっと上がっているけれど、たまたまこの2週間ほどは下がっています。

筆者はバイオ株としてはGILD(ギリアド・サイエンシス)、IBB(バイオETF)を保有しています。もうちょっとバイオ、買っていいかなと思っていたところでもあり、即日、買い付けを決断しました。

筆者はバイオ株との付き合いも古く、2000年にセレーラ・ジェノミクスが「ヒトゲノムを全部読んだ!」と発表した時の熱狂も、よく覚えています。今にして思えば、ヒトゲノムを全部読んだからといって、創薬・製薬がすぐできるわけではなく、遺伝子治療なんて、ずっと先の話だったわけです。

しかし、あれから23年たちました。2013年にはCRISPR/CAS9(クリスパー・キャスナイン:遺伝子を途中でチョン切って修復させる技術)が発表され、これは2020年にはノーベル賞を受賞しました。2019年にはCar-T療法が日本でも承認されたり、いよいよ、「バイオ」がマネタイズできるようになったかな、と感じていたところです。

コロナワクチンがmRNAを使って、たった半年で完成したように、遺伝子医療は「儲かる」時代が幕を開けたように思います。

2030年にはバイオ製剤が身近になり、リモートでガンも治るのではないでしょうか。(←根拠なし)  申し遅れましたが、筆者ヘンデルは株は10年、20年持つものだ、を信条としています。そうしないと、一生テンバガー(10倍になる株)とは出会えません。

でもバイオなんて、どの会社が生き残るかわかりません。専門の方でも無理でしょう。だからIBB(バイオETF)を買って持っているところです。

そんなわけで、バイオの株式比率を上げたいと思っているのです。

昨日はもう一銘柄買いました。予算の半分程度の金額で、XLE(資源株ETF)です。ロシアは続きそうだし、もう冬も終わるのに、妙にXOM(エクソン)とかCVX(シェブロン)とか高留まりしていて、なんでかな~と思っているのです。現在の筆者のポートには資源株がゼロなもので、GAFAM以外で何かないかな、と思っていて、今日は資源ETFを買い付けました。

 

※このページに書かれた数値、内容等については、筆者ヘンデルの調べであり、意見です。記載する内容は出来るだけ正確なソースに基づくよう心掛けていますが、未確認の内容を含む場合があります。ここに記載された情報を参考に金融商品などの投資を行った場合、その結果は自己責任です。

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