沖縄滞在記 (11/7~11/27) 10日目 11月16日 波照間島(果てのサンゴの島)

いよいよ波照間です。今回の沖縄滞在の最大の目的です。思い起こせば、私が波照間島を知ったのは松岡圭祐さんの「人の死なないミステリ」の「Qシリーズ」、主人公の凛田莉子が波照間島出身であることでした。その後、私が「離島の離島」に好奇心を持ち、まずは宮古、次は石垣、次は西表、次は? となったとき、波照間が候補にあがりました。

しかし問題は手段がフェリーしかなく、その欠航率が3割を超すと知り、石垣まで行ったはいいけど渡れない、つまり石垣で宿がいる、波照間に行けたはいいけど帰れない、てことは東京に戻れない、というリスクを考えると、現役の間はムリでした。それで前回選択したのが南大東島でした。こちらは飛行機があったので。 

今回は引退後であり、何日か戻れなくても平気(ウィークリーマンションを余裕を持って借りている)、何より日帰りが可能と知ったこと(帰れなくなるリスクが大きく下がる)でした。

波照間でレンタカーはグーグルMAPで見ると、たぶん3社、そのうち港に1番近い会社に電話すると、なかなか出ません。時間を変えても出ません。やっと出ると「泊りの人が優先で、日帰りのお客さんは先着順。フェリーから急いで来てください。電動自転車ならあります」とのこと。てことはフェリーに早く並んで、出口に近い場所に座らなくちゃ、ということになります。

意外に長い列です。フェリー後方はオープンデッキです。気持ちよさそうでしたが、木のベンチでした。外海は波が高く、乗り心地が悪かろうと想像して前方のシート席へ。でも出入り口に近い窓側は空いてなく、前のほうへ。

「んぎしたおーりょー」とは「いらっしゃい」です。本島なら「めんそーれ」 

着岸すると出口は前方から。ラッキー、とばかりに急ぎ足でレンタ屋さんへ。でも誰も後ろにいません。拍子抜けして受付へ。すると免許証をコピーしただけで、「このクルマ」と鍵をわたされました。なんともラフな手続き。

「なかなか電話に出ないんですよ」「フェリーの時間しかいないから」なるほどです。納得しました。さらに「ガソリンは入れなくていいから」だそうでありました。ラフな手続きって、ん~、そりゃ島からクルマを乗り逃げしようもないもんね、と納得しました。

まずはニシ浜へ。残念なことにお天気はイマイチ。

離島の海です。綺麗です。
見事なほどに人の姿はありません。

今回の沖縄滞在の最大の目的が波照間島訪問、2番目の目的が「海を眺めてボーッとすること」でした。その2つの目的が同時に果たされてしまいました。本島では見たり食べたりが忙しく、石垣では暑くて、ボーッと海を眺めることはできませんでした。そういう意味では雲が多めで良かったのかもしれません。

なんせ人っ子一人いないのです。 気が付いたことは、海岸に散らばるサンゴ(の骨)が大きいのが多いのです。本島ではまず見ない、枝サンゴ、それも細かいのもあるのです。本島、石垣のは皆が持って帰っちゃったんだろうな、と思います。

ところで、波照間って「果てのうるま」が語源だそうです。「うるま」はウチナー口で「サンゴ(ウル)の島(マ)」という意味です。「果てのサンゴの島」です。確かに果てです。この島の南はもう遥か、フィリピンですから。。

なんてことで、ヤヴァイです。流木に腰かけて、海を眺めていると帰りたくなくなっちゃいそうです。ホントに帰りたくなくなっちゃうと、それこそヤヴァイので、エイヤッと腰をあげました。夕方、帰りのフェリーの前に、また来よっと。

島内4か所あるらしい売店のうち、3か所を覗いたのですが、どこも、あんま、愛想よくありません。観光客は歓迎されてないようです。水着で入るな、砂を落としてから、だとか。「弁当のゴミは?」と聞くと、「週に1度だけだから、ウジがわく」と断られ「あ、そうか、持って帰るのか」と気づかされた次第です。

こちらは餌をもらっているヤギさん。
道端を歩くヤギの親子 野良ヤギではありません。放し飼いです。 クルマが来てもなかなかどかない。 

今になって思い起こしますと、1日クルマで走って、出会ったのはこのヤギの親子と、電動チャリの女性2人組、電動チャリのオジサン1人、でした。 ヤギのほうが多い。。

では最南端に向かいます。どんな景色が待っているのでしょうか。

一応、証拠写真です。
こんなのもありました。
琉球石灰岩に化石が入ってます。
島の南端は外洋ですから、波が凄いんです。撮影するの、怖かったです。
最南端の碑から360度、誰もいない、樹木も生えない、荒涼ともいえる景色です。
先ほどのニシ浜(ニシって沖縄方言で「北」のことです)とは大違い。南端は太平洋の外海です。
お弁当を食べてたら、からすが寄って来ました。逃げません。
赤ウインナーの端切れを遠くに投げてやったら、後ろからお友達が3羽飛んできました。
黄色い筋、魚の網か、と思ったのですが、グーグルレンズで調べると「スナヅル」です。
私は初めてでしたが、珍しいものではないようです。
最南端の交番です。日本地図ですが、台湾まで書いてあります。
コート盛 火の見やぐらです。

泡波(波照間島で唯一の泡盛。希少性が高い)を買いに泡盛販売所へ。共同売店でミニボトルは5本ゲットしたのですが、できれば三合瓶を手に入れたかったのです。酒造所のすぐ近くに販売所があります。でもミニボトルしかありません。三合瓶は、今日、明日の入荷はないそうです。「ミニボトルは売店で買ったんです」「ちょっと高かったでしょ」という会話がありました。せっかくなので、Tシャツとトートバッグ、巾着を購入しました。

一升瓶型ミニボトルです。他に透明三合瓶型があります。現地では360円と記憶していますが、那覇で見たら1100円。今、アマゾンでは1500円しています。(100mlですよ) 
島民が作って、島内で消費してしまうので、外に出ないんです。それで希少性が高いんです。
30度もあるわりにはスッキリ、飲みやすいけど、高級酒ではないと思います。(お酒は好みですからね)

再び、ニシ浜に来ました。

やっぱり誰もいません。
しばらくして、ちょっと明るくなると、この海の色です。う~、たまらん。

港に戻ります。

亀甲墓だと思いますが、甲羅(屋根)の両端がピンと上がっているのは特徴的だと思います。
採石場らしいです。
地元飲料です。「ゲンキ」がいいですね!
石垣島から那覇への飛行機はプロペラ機(ボンバルディア)でした。
石垣からのプロペラは初めてです。終便でお客さんが少ないからかな?

こうして、波照間島行は終了しました。満足度は高いです。西表島よりもはるかに田舎で(西表って、島内一周道路がないくらい未開の地なんですけど)、南大東島よりも、もっと田舎です。(南大東には信号機があります。1機だけど) 波照間には島内に1つも信号はありません。「食堂」という看板がありません。コンクリートブロックが案内板らしく、食堂らしき文字は書いてあるのですが、予約なしでどうかとか、お店って感じの建物ではなくて、訪ねる勇気がありませんでした。 

波照間島、ありがとう。

11月17日 11日目 に続く

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